【感想】リコリス・リコイル 第12話「Nature versus nurture」を見た。

真島戦・吉松問題・延空木占拠事件の解決編。全てはドッキリでしたオチとなる話。
ちさたきコンビは真島をサクッと片付け、吉松問題もセカイ系エンドの答えを出す。
だが今度は延空木のリコリスたちが大ピンチ。上層部から処分命令が出されてしまう。
ちさたきは彼女らの救出へ向かい、くるみえもん印のUSBを使って全てが解決する。
延空木占拠事件は宣伝ムービーでしたと取り繕われ、リコリス処分の命令も撤回される。
一見すると予定調和なご都合主義だが、フキと千束の掛け合いと尻相撲がそれをカバー。
全てがハッピーエンドで終わるかと思いきや真島はまだ生きていた!と引き延ばし。
テキトーな予想ですが真島が人工心臓の問題とか解決してくれるんじゃない(投げやり)。

救世主の残影を追い求めるだけだった千束が、それを本当の意味で自分の信条とした

吉松は自分を千束に殺させようとするが、千束は吉松と決別する
  • 真島戦と吉松問題の解決
    • まずは真島戦、聴覚を武器とする相手には耳鳴りで攪乱すればよろしい。るろ剣でも龍鳴閃してたしサクッと撃破。続いて吉松問題。千束の殺しの才能をセカイに届けようとする吉松との精神戦。吉松は人工心臓を自分の心臓と交換し、生き延びたければ自分を殺せとモラルジレンマを仕掛けて来る。だが千束はもう既に自分の道を十分に歩けている。かつては救世主さんを無条件に信奉するため不殺を掲げていた。だが喫茶リコリコでの生活やたきなとの触れあいにより、救世主さん如何に関わらずその思想信条を自己の物としていたのである。もっとセカイ系する(※ここでのセカイ系とは地球や人類や社会などよりも自らの周囲の関係性を重視するという考え方)。セカイの象徴でもあったアラン機関から貰った大切な装飾品を返却し、千束は救世主さんの残影と決別したのであった。

 

乳繰り合うフキと千束。尻をぶつけ合う。
  • 延空木占拠事件の解決
    • マスメディアにリコリスたちの存在がバラされた。上層部は早々にリコリスを見捨てる決定をし、処分命令を出す。真島戦と吉松問題を解決したちさたきはこれの救出へ向かう。くるみ印のUSBを差し込めば全ては解決するとのことで、延空木に残るフキたちを助けに行く。ここら辺はちょっと消化試合感が強いかな。リコリス討伐のために男の子版リコリスたちが投入され、これと熱いバトルになればもうちょっとは盛り上がったかも。その代わりに視聴者たちにはUSBの接続部位を探す千束とフキが乳繰り合うシーンが提供される。口喧嘩をしながらも尻をぶつけ合う姿が二人の絆を象徴していますね。USBを差し込むと全てはCMムービー扱いとされドッキリでしたオチとなる。予定調和のハッピーエンド。だが話数はまだ残っている。またもや真島が復活し、千束とのサシバトルとなって次回へ続く。ここまでご都合主義が続くと最後に真島が千束の人工心臓を何とかしてくれそうな予感がしてくる。千束死んだほうがシナリオ的には落ち着くと思うんだけど、生存エンドにするのかな。

 

他者を犠牲にしてまで生き延びたくはないと告げる千束
真島はまだ生きていた。人工心臓なんとかしてくれそうじゃない?