ウマ娘「ヤマニンゼファー」シナリオの感想・レビュー

大自然の中で過ごしていたが故に無力さを感じていた少女が自己の存在証明をするべく風を目指す話。
ヤマニンゼファーは掴みどころが無く独自の語彙を操り周囲に馴染もうとしない不思議系。
だがホワホワした感じに反して強い意志を持ち身体を壊すほどの訓練を自己に課していた。
そんなヤマニンゼファーのリハビリに付き合いながら、彼女が風を目指す始原的理由を理解せよ!
自然の中で育った彼女は自然を愛しながらも自分がいかにちっぽけな存在かを痛感していたのだ。
それ故、影響を与えることのできる風に成りたいと願うようになるが、その風とはレース特有の物であった。
ヤマニンゼファーの走る動機を知り力に成りたいと思えばフラグは成立。
ヤマニンゼファーは日々の中でいつも風を感じていたが、それこそがトレーナーであったのだ。

ヤマニンゼファーのキャラクター表現とフラグ生成過程

大自然の中で感じていた己の無力さ
  • 自己の存在証明を「風になりたい」と表現する少女
    • ヤマニンゼファーは独自の言語感覚を持ち比喩表現で喋る不思議ちゃん。周囲に合わせる気も無く馴染もうともせず独自の価値観を信じていた。そんなヤマニンゼファーだがレースへの情熱は熱く、無茶苦茶な訓練を自己に課してしまう程であった。トレーナーはそんなヤマニンゼファーの魅力に興味を持ちリハビリに付き合うことになる。二人は大自然の中でリハビリを行うことになるのだが、そこでヤマニンゼファーの始原的理由、走る動機を聞かされるのである。ヤマニンゼファーは幼少期の頃より大自然の中で過ごすことが多かったが、大自然の中では人間というものは余りにも無力。特にヤマニンゼファーは自己の無力さを痛感することが多かったが故に、いつしか大自然に影響を与える風になりたいと思うようになっていった。さらに彼女が求める風というものはウマ娘らしくレースの中で巻き起こす風であったのだ。そんなわけでヤマニンゼファーの風になりたいという想いは彼女の根本から来るものであり、トレーナーは一緒にそれを感じていく。だが選抜レース当日、ヤマニンゼファーの様子がおかしい。なんと彼女は独特の語彙を使うのをやめてフツーに喋っていたのだ。この違和感に対し、トレーナーはもっと自由になって良いと説く。風は自由なんだ!そう確信したヤマニンゼファーはレースでも見事に風になりトップでゴールする。こうして選抜レースで勝利を収めたヤマニンゼファーはトレーナーとフラグを成立させるのであった。

  • ヤマニンゼファーが感じていた風はトレーナーだった
    • 風のようになりたいと願うヤマニンゼファーは自由を尊ぶ。いや自由過ぎる。何事にも束縛されないヤマニンゼファーは同世代との馴れ合いよりも自然を感じる事を選び、遊ぶ約束なども足枷になるためほとんどしない。動物たちに独自のあだ名をつけて触れ合うことで充分満たされていた。トレーナーはヤマニンゼファーと接するうちに彼女の世界観が理解できるようになり、その独特な語彙も動物や自然の表象を彼女なりに表現したものだと学んでいく。いつしかトレーナーもヤマニンゼファー語を習得していたのである。そんなトレーナーとの日々はヤマニンゼファーに心地いい風を感じさせていた。次第にヤマニンゼファーはその風を自ら求めるようになり、一人で自然の中に繰り出すが、どうにもこうにもその風を感じ取ることができなかった。ヤマニンゼファーがその風を感じるのはトレーナーと一緒にいる時ばかりであったのだ。ヤマニンゼファーはついにそのことに気付き、トレーナーこそが自分が求めていた風だと知る。風になりたいと憧れており、風を感じていたヤマニンゼファーはトレーナーという自分だけの心地いい風を見つけたのであった!
専属トレーナーになって欲しいと申し出るヤマニンゼファー
トレーナーこそが自分にとっての風だと確信するヤマニンゼファー
約束することを好まなかったヤマニンゼファーが自分からメス顔で「また」と言う
トレーナーを愛おしく想う気持ちを伝えるヤマニンゼファー