【感想】スパイ教室 第1話「MISSION《花園》I」を見た。

スパイもの。今度はファミリーならぬ教室である。
内容としてはスパイの落ちこぼれ女学生たちが集められ不可能任務に備えて特訓をする話。
物語の冒頭で現代における戦争形態の変化が語られたがウクライナ戦争の勃発でギャグと化した。
国家が兵器で銃口を向け合う時代は終焉しスパイの諜報戦になったとかは説得力なくなっちゃった。
第1話では捨て駒になることを拒否する女学生のうちの一人が指導者を脅してメンバー変更を求める。
指導者はこれを返り討ちにするのだが、女学生たちに自分を倒させた方が教育効果があることを悟る。
こうして女学生たちは各々の異能を引き出し不可能任務を達成するため技能向上を目指すのであった。

不可能任務のために集められた落ちこぼれ少女たちだが、それぞれ異能持ちであり一点豪華主義っぽい

集められた7人の落ちこぼれスパイ女学生たち
  • 落ちこぼれだけど捨て駒になるのはゴメンだぜ。死ぬぐらいならお前を殺す
    • ハーレムもの美少女動物園。最近にしては珍しく指導者として男性が配置されており百合作品ではない。この指導者は一流のスパイなのだが、不可能任務を命じられ、その達成のために落ちこぼれ女学生たちを集めたのである。集められた女学生たちは自分たちが落ちこぼれである事、指導者はスパイとしての腕は有能だが教えるのがヘッタクソであったことから、捨て駒にされるのではないかと疑念を抱く。この事態に対していち早く動いたのが、メインヒロインとなるおっぱい担当のリリィ(声に特徴がありエロゲ声優のような声で演じている)。彼女は息抜きの観光と称して指導者を呼び出し、彼を毒で麻痺させて、メンバー替えと安全な部署への配置を求める。リリィは落ちこぼれではあるが、毒耐性を持っており自分には効果が無いため、毒のエキスパートになったことが回想で描写される。ついでにこの描写によりリリィは毒耐性を持つため大戦時における毒ガス攻撃で自分だけ生き残ってしまい、そのためにスパイを目指したことが明かされる。
    • 以上のようにリリィの戦略が発動したのだが、指導者はエキスパートでありリリィの行動など見抜いていたため、結局は返り討ちに遭う。だが指導者は、落ちこぼれ女学生たちを変に教育しようとするのではなく、自分を倒しにこさせた方が取得経験値が大きく技能も向上するのではないかという方向に落ち着く。指導者は生徒たちにお前たちは捨て駒ではないということを伝え、本気で不可能任務を達成しようとしているのだと宣言し、物語は幕を開けるのであった。
捨て駒にされる前に指導者を殺そうと思いつくリリィ
毒を使用して指導者に交渉を持ちかけるリリィ
自分を倒すように仕向けた方が技能が向上することに気付いた指導者