ひろがるスカイ!プリキュア　第6話「伝えて！ソラの本当の気持ち」の感想・レビュー -

化粧品で御洒落をし気分を盛り上げることで勇気を得て想いを告白できるようになる話。
新学期が始まりましろは学校へ登校。ソラは家に残り家事手伝いをすることになる。
だがソラは無意識のうちにましろといたいと思っており自分の感情と向き合っていく。
ソラの想いを引き出すことになるのが、ましろの幼馴染であるあげは姐さん。
ましろへ告白することが恥ずかしいと躊躇ってしまうソラの背中を押す。
この時に取られた手法が化粧品による御洒落であり、テンションを上げていく。
こうしてソラはましろに自分の想いを告白。一緒に学校へ行くこととなった。

化粧品の販促を脚本へと巧みに組み込んだワザマエなシナリオ

ソラのましろに対する告白の後押しをするあげは
- ソラましの関係性深化を丁寧に描く作品がひろプリ。今回はソラがましろへ自分の想いを告げることがテーマとなる。時間軸は新学期になり、学校が始まったましろ。ソラは大学構内に入るようなノリでましろについて行くが当然入れるわけも無かった。それ故ソラは家で家事手伝いをすることになるのだが、いつも一緒に過ごしてきたましろと別行動になり寂しさも感じる。時間を持て余したソラはましろの祖母の手伝いを申し出る。ソラの様子を見たましろの祖母は彼女を学校へ編入させてあげるため取り計らう。その間、ソラはお使いを頼まれ町へ行くのだが、無意識にましろの残影を追ってしまい自分の感情を持て余してしまうのであった。そんなソラを助けるのが、ましろの幼馴染であるあげは姐さん。ソラにカウンセリングを行い、自身の気持ちと向き合わせていく。こうしてソラはましろへの気持ちを認識するに至るのだが、あげは姐さんには言えても、本人に言うのは恥ずかしくて戸惑われるのであった。あげは姐さんはソラに勇気を与えるため、お化粧とお洒落を教える。自分を綺麗にすることでテンションを上げ気分を盛り立てようというのだ。ニチアサはスポンサーのために商品を売らなければならないが、ヒロインの心情変化を描くための重要なアイテムとして化粧品を出してくるという点でワザマエな表現を見せる。こうして自分を綺麗にしてテンションを上げたソラはましろの下へと走り出し、もっとましろと一緒にいたいのだと自分の想いを告げることが出来た。ましろもソラがいないことに寂寥感を抱いており、お互いがお互いを求め合うという百合の花が咲いた。ソラの願いはましろの祖母により叶えられることとなり、つつがなく入学手続きがなされた。次回はソラの学校生活が始まる！異世界出身のソラの視点から現代日本の学校教育がどう描写されるのかが楽しみでもある。