ウマ娘「されば君、かなし」で描かれるナイスネイチャにおけるトウカイテイオーへの拗らせた感情について -

今回はアルチヨがメインでありマルゼンに気を取られアルダンを見ようとしないチヨが主題だった。
しかしながらその一方で丁寧に描かれたのがネイチャの秘められたクソデカ巨大感情だったのである。
ネイチャはテイマクの関係性を見て最初から諦め、想いを断ち切るべく運営委員として裏方に回る。
だがアルチヨが様々な問題を乗り越え関係性を深めていく姿を見てネイチャは次第に感化されていく。
例え1番で無かったとしても、その瞬間は自分だけを見て貰うことができる！
ネイチャはテイオーへの下へ駆けつけるといつか自分とも踊って欲しいと伝えることが出来た！
男気溢れるテイオーはネイチャの申し出をその場で受け、今すぐに会場へと赴き踊り出す。

ナイスネイチャの湿度溢れるストーリー

イベストではメイン以外のキャラがクソデカ巨大感情を拗らせがちかもしれない
- 今回のイベストはアルチヨがメインであり、マルゼンに囚われてパートナーのアルダンを見ようともしないチヨノオーが主軸として描かれた。だがクリスマスのイベストでダスウオやりながらもローレルがブライアンへのクソデカ巨大感情を拗らせていたように、今回の年度末イベストもネイチャがテイオーへの感情を拗らせる。
- テイオーはダンスパーティーにおいてそのパートナーをマックイーンに決め、優勝を狙っていた。テイマクの関係性の深さを知るネイチャは最初から諦め土俵に立つことすらおこがましく思い、その未練を断ち切るために運営委員としてイベントに関わろうとしていた。ネイチャは献身的に運営委員を務めていたが、アルチヨの情熱に次第に感化されていく。チヨノオーの一番はマルゼンでありアルダンでは無い。だが例え一番で無かったとしてもパートナーとして自分だけを見てもらうことはできる！ファンアートでアルダンが私を見なさい！するイラストなどが描かれるのも納得だ。
- テイマクの素晴らしさに圧倒されるネイチャであったが、テイマクに負けず劣らずの演技をするアルチヨのダンスを見せつけられたネイチャは勇気を出す覚悟を決める。自分もテイオーと踊りたいという思いを確たるものとするのだ。こうしてテイオーの下へ駆けつけたネイチャだが、もう既にテイオーは着替え終わってしまっていた。後の祭りな状況だが、ネイチャはテイオーにいつか自分とも踊って欲しいと伝えることに成功する。ネイチャにとってはこれが精一杯の勇気だったのかもしれないが、男気溢れるテイオーはぞれじゃあ一緒にいますぐ一緒に踊りに行こうかとネイチャを誘う。服装を気にするネイチャが体操服と制服とゴニョるのだが、テイオーにそんな言い訳は効かない。自分はもう一度着替えると言うし、ネイチャには当日用のドレスを着ろと言い、即座に有言実行！こうしてネイチャの願いは聞き届けられ、テイオーと一緒に踊ることに成功したのだ。テイオーの同期だがライバルになれず、せいぜい引き立て役に過ぎないと自己卑下するネイチャがそれでも燻ぶった熾火を滾らせる姿がグッとくるイベストである。