【感想】わんぷり29話「現実を知り自分の行動原理が如何に幼稚な夢想か思い知らされ精神崩壊する犬飼いろは」(2024年8月18日)

犬飼いろは世界中の動物たちとトモダチになりたいという夢を抱いて生きてきた。
だがそんないろはの前に立ちはだかったのは人間により絶滅させられた狼たちだった。
さらにいろはは人間の原罪を糾弾され自分の夢がどんなに浅はかだったかを知る。
狼の怨念で強化された魔獣には浄化技が効かずフルボッコにされるプリキュアたち。
手も足も出ずバッドエンド直行フラグまっしぐらだったがご都合主義的に敵は撤退。
いろははこれまで自分が信じてきた行動原理がズタズタにされ精神崩壊してしまうのであった。

人類の裁定者ダイヤモンドユニコーンと人類に絶滅させられ怨恨を募らせるニホンオオカミの化身

人類がオオカミを滅ぼしたことを糾弾され精神崩壊する

ニコ様のタマゴが孵りダイヤモンドユニコーンが復活!なんと彼女は人類の裁定者だった。さらに光ある所に闇もまたあり。ニコ様の復活によりガオウもまた行動を開始する。彼は人間により絶滅させられたニホンオオカミの化身であった(終盤で彼は実は人間であり被り物コスプレおじさんだと判明するのだが)。ここで犬飼いろはは自身の無邪気な夢が幼稚な夢想だと断罪されるのである。犬飼いろははあらゆる動物とトモダチになりたいとか言っていた。それは彼女の実家が獣医関係であり両親に影響されたからでもあった。人類の裁定者であるニコ様はいろはの夢を聞き、彼女がどこまで本気なのかを見定めようとする。そんな所に現れたのがガオウの従者たちであり、彼らによっていろは人類の原罪を突きつけられる。人類はこれまで利己的な私欲により動物たちを狩りまくり絶滅させてきた。それは本来の自然界における自給自足の食物連鎖から遠く離れたものであり、資本主義社会における利潤追求という魔力に取りつかれた結果でもあった。こうしていろはは人類の汚い部分を見せつけられ、いかに自分が何も考えずに夢を語っていたかを思い知らされる。これまでの自分の行動原理を完膚なきまで破壊し尽くされたいろはは茫然自失。精神崩壊する結果となり跪くのであった。だけど人類による野生動物の絶滅という咎は中学二年生が背負いきれるものではない。また本作は女児アニメである。如何にしてキャラを原罪と向き合わせ、それを克服させるのか。この話が放送された時点では、扱いが難しいが意欲的な挑戦になるかと思われていたのであった。

ガオウの怨恨
新☆敵幹部に絡まれるいろはたち
敵の圧倒的な力の前にリョナられるプリキュア