【感想】名探偵プリキュア!第6話「雨降って地固まる!明智、嫉妬と孤独を小林に開陳して和解する」

小林との口論の原因について、明智が自己の醜く仄暗い感情を開示し、謝罪するまでの過程を描く話。
仲良しの友人には自分との関係性以外にも別の世界があり、自分が知らない他者と楽しそうにしている。
それは当然のことだと分かってはいるが、社会関係資本の薄い明智にとっては辛いことであった。
衰弱したポチタンの看病を口実に、捜査のために一人飛び出して行った小林の後を追おうともしない明智。
そんな明智を見たジェット先輩は、二人がお互いに影響を与え合う唯一無二の存在だと自信を持たせる。
ジェット先輩に励まされて奮起した明智は小林と合流してニジーとの再戦に挑み、最初は善戦するのだが…。
負ければ処刑されるため後がないニジーはさすがに強く、二人は返り討ちにされて浜辺に横たわることに。
瀕死寸前になって初めて明智は自己が抱えていた孤独と嫉妬を小林に伝えることができたという演出である。
強い明智の弱さを知った小林は、自分が支えられなかったことを悔い、明智に手を伸ばして立ち上がらせる。
二人の想いにお供妖精ポチタンやジェット先輩の心意気も合わさり、新必殺技を繰り出して浄化に成功する。
敗北したニジーは処刑寸前で必死の弁明を行い、偶然知りえた過去跳躍の情報をボスに伝えて命乞い。
ボスが所有する預言の書には、そのことは記されておらず、興味を引けたので処刑を免れることができた。

自分の弱さを認め、それをきちんと把握し、さらに他者に伝えて理解して貰うということ

ひとりぼっちの寂寥感、何もできない無力感、他者を羨む嫉妬心

落ち込む明智を見て不器用ながらも励ますジェット先輩
  • 【1】ジェット先輩の励ましと明智の奮起
    • 過去跳躍したことで社会関係資本は薄く、仲良しの同世代の友人は一人だけ。しかもその友人には別の交友関係があり自分の知らないところでは他の友達と仲良くやっている。寂しさに耐え兼ねて会いに行ってしまった明智は、その姿をまざまざと見せられ、自分はひとりぼっちなのだと痛感させられる。これにより意地を張ってしまいコミュニケーション不全に陥ったことが前回の敗北要因であった。明智が負った精神的ショックは大きく、しばらくは立ち上がることができなかった。ニジーに奪われたマコトジュエルを探しに飛び出していった小林を前にしても、ポチタンの看病を口実にして、事務所に残ってしまったのだ。煩悶する明智を救うことになるのがジェット先輩の存在。彼はウジウジしている明智を見て、普段の明智と小林の関係性が逆になったようだと評し、二人はお互いに良い影響を与え合っている唯一無二であり比翼連理なのだと励ます。ジェット先輩の激励に奮起した明智は、勇気を出して小林に連絡を取り、敵が待つという海岸で合流してニジーとの再戦が始まる。

 

小林に自己の孤独や嫉妬心を開陳し謝罪する明智
  • 【2】絶体絶命!ニジー戦 ~明智の負の感情の吐露~
    • ニジーは負ければ処刑されるためプリキュアを殲滅するべくバトルも本気。プリキュアを海に落としてツバメの魔獣で一方的に空中戦で嬲り殺しにするというえげつないスタイルを取る。それでも序盤は足場を作って対抗し善戦していたが、ニジーが2体の魔獣を合成すると明智と小林は対抗できず砂浜に倒れ伏してしまう。ボロボロになり横たわる二人。敗北寸前の窮地にあたり、明智は己の悔恨を吐露。小林に自己が抱えていた醜く仄暗い感情、すなわち孤独と嫉妬を語るのである。①過去の世界に一人放り出されて寂しさを感じていた際に、②小林が自分の知らない仲良しの友達と楽しそうに交流している姿を見て、③この時代で唯一の友人である小林には自分の知らない別の世界があるのだと痛感し、④孤独を深めたことを開陳する。この世界でひとりぼっちであるかのように感じてしまい、だからこそ虚勢を張らざるを得ず、自分のちっぽけなプライドを守るために、小林に連絡することができなかったのだと真摯に詫びるのである。明智の告白を聞いた小林は、自分が責任から逃れるため焦って視野狭窄に陥っており明智を蔑ろにしてしまっていたことに気付くのである。第1話では明智が小林に手を差し伸べたが、今回では小林が明智に手を差し伸べるというムネアツな展開。

 

ポチタンのために弾幕を引き受けるジェット先輩
  • 【3】ポチタンの奮闘とジェット先輩の活躍
    • ポチタンはプリキュアのお供妖精として自分の役目を果たそうとする。すなわち新必殺技用の販促玩具をプリキュアたちに届けようと奮闘するのだ。ポチタンの心意気を買ったジェット先輩は、敵の弾幕に対して囮役を引き受け、戦闘に躍り出る。ジェット先輩がゴーグルを装着したので、何か技を繰り出すのかと思いきや・・・なんとここでキュアアルカナ・シャドウさんも戦闘に参加。なんと敵の弾幕を精密複数射撃技で撃ち落とすのである。全国の視聴者はこう思った。いや・・・キュアアルカナさんフツーに味方やんけ!!!と。個人的にはここはジェット先輩に解決して欲しかったな・・・あのゴーグル装着は一体何だったんだ?閑話休題。アルカナの支援によりポチタンは新アイテムを明智と小林に届けることに成功。新必殺技を繰り出して浄化に成功するのであった。

 

処刑されかけるニジー
  • 【4】時間跳躍者がいると預言書と矛盾するのでヤバい
    • 後がないのにプリキュアにまたしても敗北を喫したニジーはついに処刑されてしまう。6話にして敵幹部の、しかも浄化ではなく処刑という退場に視聴者たちはざわついた。だがニジーは必至の弁明を行い、その中で明智が時間跳躍者であり未来から1999年にタイムスリップしてきたことに触れる。なんとこれが大当たりで、敵のボスの興味を惹いた。敵組織ボスは預言の書的なものを持っており、そこには時間跳躍のプリキュアなどについては一切記されていなかったのだ。明智の存在が預言遂行の邪魔になることを危惧した敵組織ボスはニジーの処刑を一時中断した。幹部連中がなぜ敵組織に所属しているのか、それらの事情もきちんと描いてくれるといいよね。

今回の見どころ!

第6話のアルカナアイス

重ねすぎにも程があるアイス群

顔が良いキュアアンサー

明智が自分の弱さを小林に吐露する場面は名シーンでしたね

あんみく

第1話との対比表現!小林から明智に手を差し伸べるシーン。

プリキュア伝統の喧嘩回


プリキュア感想まとめ