【感想】ブルーアーカイブ「朱城ルミ」絆ストーリー

常に料理店の店舗拡大を目指し、先生の腹がはちきれそうなほど飯を食わせようとしてくる料理人の話。
朱城ルミは料理店の経営者であると共に自ら腕を振るうシェフであり常に向上心に溢れまくっている。
経営者の立場では、常に事業拡大を考えており、顧客や労働者のためにお店を回している。
料理人の立場では、お腹いっぱい主義者であり、先生に対して限界を超えて料理を食べさせようとする。
一方で恥じらい等とは無頓着であり厨房で汗だくになり透けたい衣服を先生に晒しても何も気にしない。
むしろ先生を揶揄うような発言をし照れる先生を弄ることに快楽を覚え始める。
こうして先生はイワシの姿見がそのまま残された餃子を食べさせられるというオチになる。

朱城ルミのキャラクター表現とフラグ生成過程

先生の食事の世話をすることに喜びを覚える朱城
  • 朱城は先生にお腹いっぱい料理を食べさせたい!
    • 朱城ルミは料理店の経営者かつシェフ。お客さんや労働者のために常に料理店の事業拡大を目指しており、様々なニーズに応え需要を掘り起こし、お店を回している。朱城は敏腕な経営者であると共に料理人としても一流で味の探究や新メニューの開発にも余念が無い。事業拡大を掲げ、常に新しいことを取り入れないと生き残れないのだ!そんな彼女の根源にあるのは、お腹いっぱい食べさせること。腹が満たされれば幸せだ!と言わんばかりに大量に料理を食べさせようとしてくる。仕事で忙しくしている先生が昼飯を食いっぱぐれていれば突如冷蔵庫を開けて、ありあわせの食材で美味しいものを作り上げる。先生の冷蔵庫にまともなものが無く賞味期限も危ういものであっても美味しく仕上げるのが一流だ。ただお腹が満たされているのにそれでも食べることを求められ、箸が止まると食べさせてあげると迫ってくる。その上、さらに夕飯まで食べさせようとしてくるので気が気ではない。

 

朱城の鉄拳制裁パンチが壁にめり込む
  • 無銭飲食クレーマー事件
    • そんな味の濃いキャラであるのが朱城なのだが、知的な振る舞いをしたり、自ら労働者を守ろうとする姉御肌的な所もしばしば見られる。キャラストで描かれるのは無銭飲食事件。料理にクレームをつけ騒ぎ立て店の評判を落とすぞと喚き散らすことで無銭飲食しようとする客に冷静な対応を取る。朱城は穏便に収める為、最初は全面的に客の要望を飲んで満足させ、店から丁重にお帰り頂く。朱城は店を守り、労働者を守ったのである。だがこれに味を占めさせればターゲットにされてしまう。そのため朱城は「お話」をつけにいくのである。暴力は全てを解決する。当初、店から出たクレーマーを先生がロジカルに問い詰め、無銭飲食の常習犯であることを突き止めるのだが、先生の武力は「1」であるため問い詰めても何もすることができない。そんな調子こいているクレーマーに対して、朱城の怒りの拳が炸裂し、壁をめり込むほどの怪力を見せつけるのであった。クレーマーは無事、お縄につくこととなった。

 

朱城メモロビ
  • 汗だく厨房イベント
    • 朱城とのフラグ構築描写となるのは、汗だく厨房イベント。朱城は姉御肌でキップの良さを見せつける。先生は朱城が働く厨房を垣間見ることになるのだが、火を使う以上、高温になることもしばしば。そのため汗をかいてしまうのは必定と言えよう。フツーだったら汗の匂いを嗅がれることを嫌がったり、衣服が汗で透けることを恥ずかしがったりするのであろうが、朱城は実に堂々としているのである。朱城のあられもない姿を見て先生はその風貌に恥じらうのだが、朱城はむしろ先生にその豊満な身体のラインを見せつけながらからかい、逆に先生を照れさせてしまうのである。そして最後はイワシ餃子オチ。イギリスの料理にスターゲイジーパイと言うイワシの頭が突き出た郷土料理があるが、それのパロ料理としてスターゲイジー餃子を作るのである。目を輝かせながら先生なら美味しく食べてくれるよねと圧が強い朱城。もしかしてこれが彼女なりの照れ隠しなのかもしれない。
スターゲイジー餃子