【感想】ひろがるスカイ!プリキュア 第14話「スカイランドへ!憧れのあの人との再会」

ソラ=ハレワタールが近衛兵に就職するもコネ採用だとイチャモンつけられたため拳で正しさとは何かを語る話。
プリンセスエルをカバトンから守り抜き無事スカイランドに送り届けたソラたち一行。
これで第1期(終)ハッピーエンドといっても過言ではない程だが第2期からはスカイランド編が始まる。
王様からのご褒美として近衛兵への就職の斡旋を受けたソラだが、皆が大歓迎というわけにはいかなかった。
就職試験に落ち続けやっとこさ入隊したベリィベリーさんはコネ採用であるソラを許せなかったのだ。
ベリィベリーが強弱でしか人物を測れないことを憂いていた隊長は良い機会だと荒療治に出る。
電撃を操るベリィベリーだが徒手空拳のソラに背後を取られて敗北し自分の在り方まで断罪されてしまう。
一方ソラは隊長から正しさとは相対的なものであり常に考え続けねばならないと助言を受ける。
暗黒面に付け込まれたベリィベリーは敵に電撃手袋を悪用されてしまうがソラに助けられて改心する。

価値判断の基準に絶対的なものは無く、だからこそ正しさとは何かを常に考え続けねばならないという話

試験に落ち続けやっと近衛兵になれたので学歴至上主義に陥っていたベリィベリーさんとの戦い
  • ソラをコネ採用と見なしてイチャモンつけてくるベリィベリー登場
    • プリンセスエルを無事にスカイランドへ送り届けたソラ=ハレワタールさん一行。ご褒美を貰えることになり、ソラは近衛兵に取り立てて貰うことになる。そもそもソラが田舎から上京したのは近衛兵に就職するためであったことが明らかになる。ソラは幼少期に隊長に助けてもらったことをきっかけにヒーローを目指すことになったが、隊長もソラのことをよく覚えていた。こうしてソラは念願の夢を叶え、ついに近衛兵ライフが始まることになる。だがしかし、ソラの採用を快く思わない人物も存在した。それがベリィベリーであり、ソラをコネ採用と見なしてイチャモンをつけてくるのである。彼女は採用試験に何度も落ち続けてようやく近衛兵になったので、王様の口利きで入ってきたソラが気に食わないのである。また彼女は一種の学歴コンプに陥っており、人を強いか弱いかでしか判断できなくなっていた。そんなベリィベリーを危うんでいた隊長は、良い機会だと言わんばかりに、二人の対決を許可する。ベリィベリーは電撃を操りながら攻撃を仕掛けて来るが、ソラを倒せると油断した攻撃を放った際に背後を取られて敗北してしまうのであった。強さ、弱さに拘るベリィベリーが弱いと思っていたソラに負けたのだからプライドはズタズタ。さらにソラからはそのような在り方を断罪されてしまう。ベリィベリー、精神崩壊したその瞬間であった。

  • ベリィベリーは戦いの中で自分の偏屈的な価値観を深く反省し、改めることとなった
    • ベリィベリーに勝利したソラは無事に近衛兵の一員に迎え入れられた。だが隊長からは断罪したことを窘められてしまう。この世に絶対的な価値基準など存在しない。ルールや規則だって時代が変われば制度疲労を起こすため絶えずアップデートしなければならない。だからこそ、正しさとは何なのかを常に考え続けて行かねばならないのだと。ソラは自分がベリィベリーのココロに寄り添うことができず、一方的に断罪してしまったことを悔いる。他方でソラに敗北し断罪され精神崩壊したベリィベリーは悔し涙で闇落ちしかけていた。そこへカバトンに代わって登場した新しい敵キャラが付け込むことになる。一瞬、精神汚染系の敵キャラか!?と思われたが、ベリィベリー自身ではなく彼女の電撃手袋がターゲットであった。流石に女児アニメでそこまではやらんか。戦いの中で、攻撃に巻き込まれたベリィベリーをソラは華麗に助け、敵も見事に撃退する。戦闘後、ベリィベリーは闇落ちしかけたことや、電撃手袋が悪用されことを深く反省。これがきっかけでこれまで拘っていた強い/弱いで人を推し量ることをやめるようになる。こうしてソラとベリィベリーは和解し、近衛兵ライフでの同僚系フレンドとなった。
ベリィベリーを「正しさ」で断罪してしまうソラさん
ベリィベリーを断罪したことについて窘められるソラさん
このシーン、ベリィベリーが黒化すると思った人々は挙手
ソラとベリィベリーの和解
ヒーローとは何か。正しさとは何か。

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