戦闘指揮でびしょ濡れになった先生のためにイオリがブランケットを貸してくれる話。
先生の指揮に対して絶大な信頼を置くイオリは突如勃発した暴動鎮圧の指揮を依頼する。
先生のおかげで百人力となったイオリは大活躍して鎮圧に成功するも事件は起こった!
イオリが弾き返した手榴弾が海に落ち、その水飛沫で先生はびしょ濡れになったのだ。
優しいイオリは先生が風邪を引かぬようにお気に入りのブランケットを貸してくるのだが……
なんと先生はイオリの匂いがするとか言い出し、毛布を顔に埋めてクンカクンカしだすのだ。
これにはプレイヤーもドン引きしたが、そういえばイオリ√はこんなんだったなと思い返した。
イオリお気に入り毛布の匂いを嗅ぎ始める先生(どの選択肢でも必ず匂いを嗅ぐ)
ノベルゲーや少女漫画ではしばしば匂いを嗅ぐシーンが出て来る。だがそれは大抵少女サイドが好きな人の香りを嗅いで秘所を濡らしてしまうというパターンが多い。まぁ成人男性が少女の匂いを嗅ぐ描写を出したら、日本近代文学の自然主義になってしまうだろう(田山花袋の『布団』や『少女病』参照)。そんな描写は娯楽作品としては大層気持ち悪い絵面になるのだから、少女側が意識的無意識的に匂いを嗅いでしまい、オナバレして恥ずかしがるという展開の方がウケがいいのは自明だと言える。
だがブルーアーカイブというゲームにはそんなブレーキは無い!!なんと普段は社会的責任を唱えて真摯に生徒に向き合う先生が突如としてブランケットの匂いを嗅ぎ始めるのだ!!ブルアカでは先生が特定の生徒に限り異常行動を取るのだが、特にイオリに対しては激しいものがあった。今回追加された愛用品絆ストーリーでもまた、新たな伝説を刻んでしまった。
今回の先生はイオリから海辺における暴徒鎮圧の指揮をとって欲しいと依頼を受ける。イオリは先生の指揮にバツグンの信頼を置いているのである。二人が深い仲であることがここからも窺われる。先生は緊急の要請にも関わらずイオリのために駆けつけて戦闘を指揮し、無事鎮圧に成功する。だがこの戦闘の際にイオリが弾き返した手榴弾が海に落ち、その水飛沫で先生はびしょ濡れになってしまうのであった(ファンアートでは濡れてスケスケになった先生のシャツをイオリがまじまじと見てしまうイラストがバズった)。
イオリは濡れた先生の為に自分のブランケットを差し出す。お気に入りの毛布を貸してくれるなんてイオリがどんなに先生を大切にしているかが一目瞭然である。先生はイオリがどんな時に使っているのかを聞き、イオリにとっての「安心毛布」だと知ると、大切なものを差し出してくれたイオリの真心に感謝する。ここまでならハートウォーミングなホッコリストーリーなのだが、イオリ√がそれだけで終わるはずがない。なんと先生がそこはかとなくイオリの匂いがすると言い出したところから事態は風雲急を告げるのだ。ここで出た選択肢が「ブランケットのにおいを嗅ぐ」or「鼻をうずめて息をする」なのである!!どちらを選んでも結局、クンカクンカするんかい!?ブルアカのプレイヤーたちはエキセントリックなシナリオライターに脱帽した。