学園アイドルマスター 葛城リーリヤ「冠菊」の感想・レビュー

七夕デート回。リーリヤの誘い受けに対し紳士的なPが応えるというパターンが主軸となる。
お祭りにはPの同行を願い、人混み怖いと述べて手を繋いでもらい、屋台の食べ歩きを楽しむ。
だがリーリヤだけがPを求めているのではなくPもまたリーリヤに脳を焼かれていたというギミック。
Pは七夕伝説で少し感傷的になり短冊の願い事で「ずっと傍で支えられるように」と誓っていた。
隠そうとするPに対しリーリヤは無限の行動力で短冊を手にしPもまた自分を想っていることを知る。
好意が一方通行でないことを知ったリーリヤはPにしがみつき「もう少しだけ、このままで」と告げる。

リーリヤだけがPを求めていると見せかけてPもまたリーリヤに脳を焼かれていたことが明らかになる展開がおススメ

Pを七夕祭りに誘うリーリヤの図

体力の疲弊が激しくレッスンに集中できないリーリヤ。日本の夏に適応できず夏バテを起こしてしまっていると判断したPは休養を提案する。レッスンを休むことに対する罪悪感を覚えるリーリヤをPはフォロー。リーリヤは日本の夏らしい体験を求め、七夕祭りに行くことになる。リーリヤはPに同行して欲しいと願い、期せずして七夕デートとなるのであった。ここからもリーリヤの攻勢は続く。お祭りの人混みが怖いの~と言い出すことでPの気遣いを要求する。勿論、我らがPはリーリヤの婉曲的なお願いの意図を汲み、手を引いてあげる。なんなら屋台の食べ物もPの全オゴリ!リーリヤはりんご飴を食べて食欲不振を回復していく。まさにスパダリ的対応であり、リーリヤ√のPが少女漫画や乙女ゲーの竿役っぽいというのも頷けることである。
 

ちょっと恋愛脳なリーリヤちゃんの図

本シナリオの前半ではPを求めるリーリヤの乙女心が存分に描かれており、Pは少女の淡い恋情に大人な対応をしているだけかのようにも思える。だがしかし、七夕伝説を契機にPもまたリーリヤを想っていることが判明する。七夕の由来をPから教えて貰ったリーリヤは織姫と彦星の関係を自分とPに例えてしまい、アイドルをさぼらなければPとずっと一緒にいられるのかと独り言ち、立派なアイドルになれるよう短冊に書く。またリーリヤはPが短冊に何を書いたか気になり、止めようとするPの隙を突いて見てしまうのだが……。そこにはなんと「ずっと傍で支えられるように」と書かれていた。Pもまた七夕伝説で感傷的になりリーリヤと離ればなれになってしまうことが頭に過ったのだ。これまで自分だけがPを想っていると感じていたリーリヤだが、この短冊を見て狂喜乱舞。好意が一方的ではないと確信するのである。Pは恥ずかしくなりリーリヤの手を放そうとするのだが、リーリヤがそれを許さない。Pにしがみつくと「もう少しだけ、このままで」とPを求めるのであった。ここで本編は終了するがこの後をウスイホンで書いてくださいと言わんばかりのオチであった。

婉曲的にPとの手繋ぎを要求するリーリヤ
アイドルで居続ければPとずっと一緒にいられることに気付いたリーリヤ
Pの短冊を勝手みてしまうリーリヤ
Pもまた自分を想っていることを知り積極的になるリーリヤ

学マス感想まとめ