勝負狂である花海咲季が葛城リーリヤに屋台勝負を仕掛けるがリーリヤもまた戦闘狂だった話。
クラスの親睦を深めるため夏祭りへの参加を企画することねと清夏だが咲季は訓練を優先したがる。
だがここで釣り餌に使われたのがリーリヤであり、勝負にこだわる咲季は祭りへの参加を了承する。
咲季は半ば無理やり屋台勝負をリーリヤに強制し、やり方が分からなければ教えると言ってウザ絡み。
当初は困惑気味であったリーリヤだが次第に彼女の本質が剥き出しになり相当の負けず嫌いだと判明する。
戦いを経た後には友情が芽生えており清夏しか友達がいなかったリーリヤに新しい友達が出来たエンドとなる。
戦うことでしかコミュニケーションを取れない女・花海咲季
クラスの親睦を深めたい清夏&ことねに対し、トレーニングを優先したい咲季&手毬。咲季はクラスメイトと放課後に馴れ合うことなど時間の無駄だと考えており、さっさと帰って訓練に励もうとしていた。そんな咲季を夏祭りに参加させるためには餌が必要であり、それがリーリヤだったのだ。勝負狂である咲季はリーリヤとの戦いを望んでおり、夏祭りへの参加を承諾する。そして祭り会場では屋台勝負を持ち掛けるのだ。
日本のお祭りが初めてであるリーリヤはラムネ瓶の開け方すら知らない初心であり、咲季により蹂躙されることとなった。だが咲季は遊び方を教えてリーリヤを成長させた上で改めて殲滅しようと考えレクチャーしてくる。このような咲季のウザ絡みに対し、フツーだったら嫌気がさすのだろうが、リーリヤは違った。彼女もまた筋金入りの負けず嫌いであり戦闘狂だったのだ。自らを物覚えが悪いと称するリーリヤにとって、ウザいぐらい丁寧にレクチャーしてくれる咲季はうってつけ。熱心に指導を受けメキメキと成長していく。ツッコミ役に回っていたことねも巻き込まれ、最終的には腹を括ってノリノリで参戦。3人が仲良く勝負に興じる姿を、清夏は物陰からストーカーのように眺めていた。
終局部では、各自が一個ずつお願いを叶えるという結果に落ち着き、リーリヤは友達になって欲しいと願う。だが友達とはなってあげるものではなく気が付いたらなっているものである。ことねはもう既に友達だもんなーと述べるし、咲季は友達ではなく仲間だと認定していた。以上によりこれまで清夏しか友達のいなかったリーリヤだが、屋台勝負を通して友好を深めことね&咲季とトモダチになったのである!