ブルーアーカイブ「錠前サオリ(水着)」絆ストーリーの感想・レビュー

贖罪と社会常識習得のため多種多様なバイトに励むサオリが先生とひと夏の思い出を作る話。
社会復帰を目指すサオリだがホワイトな職には就くことが出来ず日雇いや非正規に従事していた。
また女性かつ子どもであることから搾取されることも多く、その度に先生に助けられていく。
こうしてサオリは労務契約や雇用保険、納税などの社会常識を習得し、経済的に自立していく。
海イベでは飲食業の接客、DJ用の音源探し、祭りの後の静寂を主題に先生との関係性を深めていく。
先生がサオリを応援し、サオリが「先生ならそう言うと思った」と述べるパターンがサオリ構文。

水着サオリのキャラクター表現とフラグ生成過程

客にイチャモンをつけられ料金を踏み倒されそうになるが誠意をもって撃退

一度罪を背負ってしまっても人生は続くものであり更生して社会復帰する必要がある。錠前サオリもまた更生途上にあり、贖罪のため、社会常識を身につけるため、様々なアルバイトに励んでいた。だが脛に傷持つワケアリがホワイトな職に就くことは難しく、過酷な日雇いやブラック労働しか選択肢が無く、ピンハネや給与未払いなど騙されて搾取されることも多かった。その度に先生が助けに来てくれて、サオリの労働問題を解決する。労務契約書にしっかりと目を通すことや雇用保険への加入、社会保険や納税など、生きていく上で必要な知識を少しずつ身に着けていく。先生はサオリの更生を手厚く支援し、サオリもまた先生に恩義を感じ、二人の信頼関係は深まっていった。

夏イベはそんなサオリが海のサマフェスでバイトをすることになる。絆ストでは海の家でのホールスタッフ、DJ用の音源探し、祭りの後の静寂がテーマとなる。ホールスタッフでは不器用ながらも接客をこなしていたが、客からイチャモンをつけられてしまう。オムライスのケチャップお絵描きサービスの絵が気に食わないのだという。これに対してサオリは誠意を見せることで撃退に成功する。なんとお客様が満足するまで描き直すと息巻き、計5時間ものあいだ奮闘するのだ。客はついに根負けし尻尾を巻いて逃げて行った。DJ用の音源探しでは祭の音楽を先生と共に収集することになるが本来の任務を忘れて先生とのお散歩に興じるサオリの姿が見られるぞ。それを自覚した際に浮かべるサオリの照れ顔は必見だ!

ラストはDJの仕事を終え、皆が打ち上げに行った後の静寂を楽しむサオリの姿が見られる。先生は差し入れにジュースを持っていきサオリを慰労。これまでサオリはアリウススクワッドのリーダーとして裏社会で辛い生活を送ってきた。またエデン条約後はリーダーを降りチームから離れ、贖罪をしながら過酷な生活を過ごしてきた。そんなサオリが今、心穏やかにいられると吐露したことは、何とも感動的ではないか!その理由としてサオリは先生が隣にいることを挙げる。そんなサオリに対して先生は二人だけの打ち上げを提案。これを受けたサオリは満面の笑みで承諾する。サオリの心が癒されアリウススクワッドが再結成される日も近いのかもしれない。その時は、兎小隊と共に先生子飼いの戦力がまた一つ増えることになるな。

先生との散歩で気が緩んでいたサオリ
気が緩んでいたのは先生がいたから
祭りの後の静寂を楽しむサオリ
先生がいるから心穏やかでいられると述べるサオリ
先生と二人だけの打ち上げに行くサオリ

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