わんぷり16話感想「クレしんコラボを通して親への正体バレを描く話」

こむぎが人語を解し人間になれることを親に隠し続けることで精神的に疲弊するいろは。
そんな彼女たちの前に現れたのがしんちゃんであり正体バレしても彼は何も気にしなかった。
これまで殊更に正体バレを気にしていたが、そんなに気にする必要もなくね?と思わせるのに十分だった。
羊は反対したが喋っている所を両親に見られてしまい、結局こむぎの人間化までバレることに。
結局プリキュアであることは隠し通したが、これもまたすぐにバレそうだな……。

クレしんコラボを使って親に正体バレさせる奇才なシナリオ

犬が人語を喋ってもまるで気にしないしんちゃん

今回のお話はクレしんコラボ!しかもコラボなのにシナリオで重要な役割を担うことになるぞ!今回のテーマは親にこむぎのことを隠さねばならないいろはの葛藤が描かれたわけだが、別に親に正体バレしても良くね?と思わせるのが、しんちゃんなのである。

ドッグランでしんちゃんに会い、ついついこむぎが人の言葉を話してしまうのだが、しんちゃんは驚いたり忌避したりせず、フツーに受け容れた。まぁ、しんちゃん物凄い人生経験してるし度量が深いから当然だよね。しんちゃんの反応を見たいろはは別に親にも隠す必要なくね?と思うのも当然であった。そんなわけで羊にバラしてもいいよね?と承諾を取っている所を親に見られてしまい、結局真相を話すことになるのである。ママンもダディも順応力高く、こむぎが人語を話すことをフツーに受け容れる。ついでにこむぎが人間になれることもバレる。

こうして嘘がつけないいろはは、両親に嘘をついていることに罪悪感を抱いていたが、これで解消されたというワケ。流石にプリキュアであることは隠し通したが、これもまたアッサリバレそうな気がする。

そしてもう一つの伏線として、こむぎが人間になりいろはたちがプリキュアになった背景として鏡石の存在が匂わされていたが、その謎も扱われた。実はダディが伝説や昔話に詳しく、鏡石にまつわる民話を知っていたのである。その鏡石の設定を踏まえて、猫屋敷がいろはみたいになりたいと願ったことから、猫屋敷プリキュア化フラグに繋がるのである!今回はまさかのクレしんコラボが脚本において重要な要素を占めるという回であった。

両親に正体バレする
人語を解するだけでなく、こむぎがイヌから人間になれることもバレる

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