第11話「なみだ色の決心」 の感想

今回のななついろドロップスは石蕗氏の記憶がリセットされるというおはなし。記憶消去ものはもはやエロゲの形式の一種となっていることよ。


前回の引きで記憶喪失エンドか?と思いきや、ただ記憶が混濁しており完全には忘れていない様子。だがこのままでは危ないということで、完全に星の雫集めの記憶を消去せねばならいとかなんとか。そのことを言い出せない石蕗氏は、正体バレしたにもかかわらず淫獣形態ですももに攻め寄る。ピュアなすももちんは、淫獣形態の石蕗氏とお風呂に入ったり睦言を交わしたり添い寝をしたり妄想乙女ヴォイスを聞かせたりしてしまったことに恥じ入りきゅんきゅんしちゃうのです。


そして最後の時は迫り来る。どうみても貸切としか思えないほど過疎化してしまった赤字経営がしのばれる郊外の遊園地。そこでついに石蕗氏は永遠の世界に旅立ってしまうことを告げるぜONE〜輝く季節へ〜。楽しいときがいつまでも続くはずがないと悟っているわりと現実派なすももちんは素直に受け入れる。最後の時を胸に刻み付ける二人。恋人同士が鳴らすつ結ばれるという伝説の鐘の前で最後の情交を楽しむ。別れなければならないからこそ、最後に何かを残したいと思うのは人の常。人生のなかで青春を過ごした証として、すももは石蕗氏の子種を本能的に求めていたのだ。愛し合う二人は体を重ね、後背位のまますももは見事子宮に注いでもらうのであった。


ななつの雫を集めた後、石蕗氏は記憶をなくす。だがすもものお腹の中には、愛すべき人の赤ちゃんが確かに宿っていた。きっと石蕗氏が記憶を取り戻してくれることを信じて、すももの子育て奮闘記が今、幕を開けようとしているのだ!!
次回からはななついろ第二期をお楽しみください。