わんぷり7話感想「悟くんのカウンセリングにより忠犬こむぎが話し合いを覚える回」

自分を役立たずのお荷物と感じ無力感に陥り家出したこむぎを癒すのは悟くんだったの巻。
こむぎを保護した悟くんは家に連れて帰りいろはに連絡を入れた上でカウンセリング開始。
家出した理由を優しく聞き出し、丁寧に問題の原因を探っていき、的確な助言をする。
こむぎ一人が自分で自分を追い詰め鬱になっているだけと見抜いても柔らかい言葉で慰める。
そして言葉を覚えたばかりのこむぎに話し合うことの大切さを教えるのだ!
悟くんからの教えを得たこむぎはプリキュアバトルの中でいろはと言葉を紡ぎ和解に成功。
自分の気持ちを押し付けるだけでなく相手の考えを尊重し配慮することができるようになった。

落ち着いていて優しく丁寧に対応してくれる悟くんがカッコイイ回

悟くんのカウンセリングタイム

プリキュアの保護者向けの趣意説明のページを見ると幼女に憧れのお姉さん像を提供すると述べられているが、男の子向けもそうだよね。悟くんカッコイイ。こんなん惚れてしまうやん。と、いうことで悟くん大活躍の巻。前回の話でこむぎは自分がご主人様の役に立てなかったことから無力感に陥り家出をキメた。だが行く当てもなく困っていたところで悟くんに保護される。ここで悟くんは優しくこむぎを癒すのである。悟くんは相手を否定することなく、泣き喚くこむぎの言うことを親身になって聞いてくれる。そして支離滅裂な雄叫びの中から問題の原因を地道に解きほぐしていく。そして相手がきちんと理解できるように優しく丁寧に的確なアドバイスを教え諭してくれるのだ。今回の問題の根本的な原因は、こむぎが勝手に自分が役立たずだと思って鬱になっていることだった。そのため悟くんは言葉によって意思疎通ができることを身近な具体例をもって分かりやすく教え、飼い主の御主人様とよく話し合ってみることが大切だと説くのである。
 

話し合いっていいね!とウインクするシーンがハイライト

悟くんの助言によって、こむぎは自分の気持ちを押し付けるだけでなく、相手の考えを尊重し配慮することを学んでいく。こむぎはいろはの博愛主義に対して独占欲で嫉妬していたわけだが、自分もまたその博愛主義によって助けられた一人であったことを知る。そしていろはの博愛主義を理解し、尊重し、自分もまたそんないろはの助けになりたいと思うようになるのだ。こむぎがタクトを使えなかったのも相手を理解していないのに、力だけ使用しようとしたから。他者を慮れるようになってはじめて動物たちは力を貸してくれるのだ。こうしてこむぎもまたタクトを使えるようになり、戦力として復帰でき、問題の原因であった役立たずという状態を払拭することができた。こむぎは話をを行うことの大切さを身をもって体験したのだ!悟くんの助言で仲直りできたこむぎが、ウインクするところが今回のハイライトであった。
 

今回の猫屋敷さん

ちなみにいろはサイドをカウンセリングしたのは我らが猫屋敷さん。彼女はポシェットの御礼に犬用の服を手作りして贈るのだが、その際のやりとりで全身生傷だらけであることを知られる。飼い猫に引っかかれまくっていたのだ。この時突如『動物のお医者さん』がフラッシュバック。二階堂が卒論を書く時、猫の調査で生傷だらけになったことを想起せずにはいられなかった。閑話休題。チョーズレた。そんなわけで例え傷だらけになったとしても、相手が大好きだから許せるというちょっとマゾっぽい発言をする猫屋敷さん。彼女を見ていたいろはは、大好きな相手からだったら(多少は)迷惑をかけられたとしても嫌いになることなど無いということを学んでいく。次回からはいよいよ新学期が始まるとのことで猫屋敷さんの転入デビューなのだが、予告で早々にコミュ障を発揮していた。猫屋敷さんの顔見知りはいろはしかいないのだが、いろはは学校ではみんなの人気者でハイカーストにいてとても話しかけられるような雰囲気では無かった。どうなる猫屋敷さん!

次回の猫屋敷さん

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