雑録

1/1彼氏彼女 (SMEE) 体験版 Ver1.00の感想・レビュー

新機軸を打ち出そうとした『ハジラブ』がコケたのでいつものSMEEが帰ってきた!!
今回はフラグ圧し折り方式で学生編→社畜編A/B→社会人編へと進んでいく。
学生編のヒロインは正直言って微妙だが、社会に出てからのヒロイン達が真骨頂。
家庭教師の生徒・社長令嬢のお守り・自営業の茶店の店員と皆が個性的で可愛い。
バカゲー・アホゲー・ギャグゲーの三拍子揃ったテキストで笑えてしかも泣ける。
特に婚期を逃した社会人編は破壊力抜群で行き遅れの多恵子さんは素晴らしい。
これぞSMEEだというメーカーらしさ溢れる作品。HOOKに奪われた株を見事取り戻したって感じ。

【目次】

泉多恵子√(社会人編)

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年齢を気にして恋に奥手な多恵子さん

泉多恵子は行き遅れ三十路オバサン。全てのフラグを圧し折りお見合いを受けると多恵子さん√に入れます。社畜編ではイキっていた主人公も生活の安寧を選び、昼休みにお気に入りの喫茶店でランチを取ることだけが生き甲斐のオッサンになっていました。この行きつけの喫茶店の店員が多恵子さんというわけさ。年相応の落ち着きと清楚さを併せ持った存在。主人公は茶店に通い詰めており、多恵子さんとも顔馴染み。思いを募らせる主人公ですが、それを告げられないのは多恵子さんの左手の薬指には燦然と輝く指輪があったからでした。まさかの人妻フラグ!思いを拗らせるうちに、主人公は実家から呼び出しを受けます。身内の不幸を案じて早急に実家へと戻る主人公の前に待っていたのは、見合い話。これを受けるの受けないのでひと悶着あるのですが、皆さまのご想像通り、相手は多恵子さんというワケ(見合いを断るとノーマルエンドという名のバッドエンドになる)。薬指に指輪をつけているのに何故!?そう思いつつも多恵子ママと主人公ママの間で話はポンポンと進み、じゃあ後は若い二人でと取り残されます。多恵子さんは三十路になるまで貞操を守り続け蜘蛛の巣が張っているのでなかなか拗らせている様子。指輪は悪い虫が寄り付かないようにするためのブラフであることは早々に判明しますが、男性とのお付き合いはこの年齢になっても躊躇してしまうのです。主人公は店に通っていた時から好意を持っていたため、スキル「開き直り」を発動してグイグイ行くのですが、肩透かし。夜の浜辺で偶然エンカウントした際に、男性との関係構築に奥手となる多恵子さんの人となりを痛感することになります。これを受けて主人公は方針転換。即座に結論を下すのではなく、徐々に好感度を積み上げていく方向に切り替えます。やっぱりダンドリズムいいよね。三十路おばさんとの拗らせたフラグ構築は是非プレイしてみたい気にさせられました。日常ギャグパートの砂肝のやけ食いやハイヒールを履いたまま鬼ごっこして俊敏さを見せる姿などもいい味出してます。度々目の光沢が消えて辛辣になる芸もステキ。

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多恵子さんの恋愛観

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多恵子さんキレ芸

コレット・カルリーニ√(社畜編2B)

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勤務先の本社の社長の令嬢。おフランスストラスブール生れ。入社して間もなくで単調作業の連続にウンザリしていた時、会社への不満を書いてねというホワイボードを発見。そこでファッキンさを書き殴ったところ社長令嬢のお眼鏡にかなうことになります。社長令嬢は会社を経営する両親の下へやってきたものの、両親は娘をクソ女扱いし、邪魔者扱い。そのため社内でお守りをするための人材を探していたということで、主人公が引き受けることになります。聞いてみればまだ大学在学中のこと。主人公はきちんと講義を受けて演習に参加し卒論を書いて専門性を身につけることが大事であると説くのですが……。なんと社長令嬢は家業である家具の販売に強い思い入れがあり、早いうちから仕事に携わりたいとい願いがあったのです。この願いを打ち明けて貰った主人公は、社長令嬢が単なるクソ女ではなかったと知り、それ以来、真摯に向き合うこととなったのでした。夢や目標がきちんとあるっていいよね。アクセル全開なギャグパートを展開しながらお涙頂戴の泣きパートもありSMEEって感じのルートです。複雑な家庭環境、家具へと向ける情熱、フランス人要素が本編でどのように描かれるのか、大変楽しみです。

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清宮千津√(社畜編2A)

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イキッている主人公は新入社員としての下積みにウンザリ。コレット√では社内の新プロジェクトに身を燃やすことになりますが、千津√では副業に走ります。得意の理数系科目を活かして大学の時にやってたカテキョ経験をもとにレッツ副業。このカテキョの生徒になるのが清宮千津。千津との出会いはこれまたSMEEらしくファンキーであり、ファミレスでドリンクバーのコーヒーをぶっかけられる所から始まります。出会いはとんでもない所から始まりますが、そのファミレスでは千津が同年代の少女たちと上手くコミュニケートできていないことが提示されます。集団生活が上手くいかないから成績も伸びず、5教科平均60点。塾もダメ、カテキョの女性職員もダメということで、主人公に白羽の矢が立ったのでした。千津の話を聞くと、彼女は親の影響で看護師を目指しているのだとか。主人公は寧ろ看護師の方が女性社会であり適性的に大丈夫なのか心配するのですが、本人の意志を否定してはいけない。そんなわけで、勉強に加えて千津のコミュニケーション養成トレニーニングが始まったのでした。ママンは攻略できないのかい?

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SMEE作品感想まとめ