グンマー

【ノート】講座・上州の戦国人 第3回「長野方業」(群馬県立歴史博物館)

長野方業と長尾顕景の抗争を巡る3点の書状を読み解く史料紹介的な講座内容。 書状の読解が講座の目的であり、講師が史料原文を読み下し現代語訳と解説を行うというもの。 長野方業の戦国史的な位置付け、箕輪城の歴史的意義などは特に扱われなかった。 政治…

【ノート】群馬県立歴史博物館 第110回企画展講演会(5)「考古学から見た絹の歴史」

講演会の内容をノートにとったので、整理しておくこととする。 概要 講演者は群馬県の文化財行政における重鎮とのこと。企画展の射程は近現代であるが、絹織物自体はそれ以前からあるので基礎的理解として「古代の絹の歴史」を扱うという。レジュメ、スライ…

【ノート】講座・上州の戦国人 第2回「由良成繁~戦国時代東上州の有力武将~」(群馬県立歴史博物館)

群馬県立歴史博物館の講座を聞きに行った。ノートを取っていたので、内容を整理しておく。 講義概要 ①太田市の金山城を拠点とした由良成繁(1506~1578)に注目。上杉謙信の関東侵攻(1560)以後、北条・上杉・武田間の戦乱において由良成繁がどのように動いたの…

【巡検】足尾町から旧足尾線沿線を行く

探究学習で使うネタ用(近世江戸期・明治期は銅が主要な輸出品・銅の輸送形態の変化・環境学習)。 国道120号線で群馬から栃木に入り中禅寺湖を周って国道122号線で足尾へ。 足尾町の産業遺産を周遊してから旧足尾線の各駅に立ち寄ってきた時の記録。 かつて銅…

【ノート】群馬県立歴史博物館 第110回企画展講演会(4)「日本開国と群馬の生糸-鉄道・蒸気船・電信-」

講演会でメモしてきた断片をノートに整理しておく。 講義概要 現在行われている企画展「日本開国と群馬の生糸-鉄道・蒸気船・電信-」の展示担当者による解説。生糸生産と生糸輸出がもたらした歴史的意義について、①開国、②ペリー、③生糸貿易、④蚕糸業、⑤絹の…

【ノート】群馬県立歴史博物館 第110回企画展講演会(3)「荒船風穴と養蚕多回数化」

ノートにとった講座の内容を整理しておくこととする。 講義概要 日本の養蚕は古代より年一回春季に行うのが一般的であった。だが明治時代になり生糸増産が求められ夏秋期にも養蚕を行う必要性が生じた。それゆえ冷涼な施設で蚕の卵を貯蔵し孵化の時期を調節…

【ノート】講座・上州の戦国人 第1回「上杉謙信―そうだったのか!「関東越山」―」(群馬県立歴史博物館)

講座で聞いた内容をノートにとっていたので、整理しておくこととする。 講義要旨 上杉謙信は関東で戦を行っているが、新潟からどのように山を越えてきたのか。謙信の越山を取り上げて群馬(上野国)と謙信の関りを扱う。 謙信は三国峠を越えて越後から上州へや…

ゆるキャン△89話で瑞浪絵真さんが「のぞりピザ」絶品と言ったから野反湖へGO!

漫画版89話「なでしこの群馬ソロキャン計画」はGWで泊まるキャンプ場を探す話であった。 その際、瑞浪絵真は職場で聞いた野反湖のことを話題に出し、なでしこにおススメする。 瑞浪絵真は「のぞりピザ」の魅力を熱心に語ったため、キャンプに誘われることに…

【ノート】群馬県立歴史博物館 第110回企画展講演会(2)「高山社の養蚕改良」

ノートにとった講演会の内容を整理しておく。 講義要約 幕末維新期に生糸は主要輸出品となったが、品質不良により買取価格が低かった。そのため品質を向上させる必要があり、高山社は養蚕改良に取り組み「清温育」という飼育方法を確立する。 高山社は蚕種販…

ゆるキャン△後輩キャラ瑞浪絵真の初キャンは群馬!~アプトの道&碓氷峠鉄道文化むら~(16巻感想)

キャンプ未経験だったがアウトドア用品店でバイトしていた瑞浪さん、野反湖の魅力に触れ群馬へ行く。 13巻でなでしこが群馬フラグを立てていたがまさか本当に群馬へ来ることになるとは!(コラボ待ちの姿勢) キャンプ処女の瑞浪絵真はバ先や友人の影響もあり…

ウォーキング・トレイル「アプトの道」(碓氷峠鉄道文化むら)

漫画版『ゆるキャン△』においてレトロ電車に興味をもった主人公なでしこが行ってみたいと述べた「碓氷峠鉄道文化むら」。ここは旧碓氷線の区間の中でも、横川駅から熊ノ平駅までの廃線跡がハイキングコースとして整備されている。ジブリ版『風立ちぬ』でも「…

らぁめん城ヶ崎で「もつ煮」を食べた時の話

グンマーのオオママにある「らぁめん城ヶ崎」は店主がデレマスの城ヶ崎(姉)をリスペクトしている。 当初この店は固定メニューが何と1種類だけだったのだが、限定で色々なメニューにチャレンジしている。 最近は何と「もつ煮」を出していたので、数日前に訪問…

ついに『ゆるキャン△』にも群馬県が登場!(碓氷峠鉄道文化むら)【13巻】

聖地巡礼ビジネスにより山梨県・静岡県に多大なる恩恵をもたらした『ゆるキャン△』。 主人公なでしこ達は山梨県民なので群馬にもキャンプしに来てくれないカナーとは思っていた。 だがついに『ゆるキャン△』でも群馬が扱われたのである!!狂喜乱舞。 文脈的…

ヤマノススメ Next Summit 第8話「パワースポットでバレンタイン?/スノーシューにチャレンジ!」の感想・レビュー

A-partはバレンタインほのここ回、B-partは赤城山でスノーシューを試す回。 中3のほのかは受験が差し迫るがここなちゃんに会うために青梅市の御岳山まで繰り出す。 ひなたはほのかがここなに好感を抱いていることを察し二人でいられるようにサポート。 一方…

ヤマノススメ Next Summit 第4話「夢にまでみた?フジ◯◯/3rd season秋」の感想・レビュー

3期放送中「ひなた曇らせ百合喧嘩」展開として色々と物議を醸し出した総集編。 原作者は自キャラを喧嘩させられたことについて思う所があったらしい(白目ツイートより)。 白目ツイートでは担当に喧嘩させろと提案されて喧嘩ありきで喧嘩回を描いたと暴露され…

ヤマノススメ Next Summit 第3話「都内で登山!?/2nd season夏 後編」の感想・レビュー

前半は東京まで出て来たあおひなコンビが登山用品高すぎて何も買えず愛宕山に登ることにした話。 ビルの方が高そうと言いつつもパワースポットに釣られて傾斜のキツイ階段を登っていくあおい。 葵の将来の目標の話になり、なぜ山に登るのか、どこの山を目指…

ヤマノススメ群馬回④「浅間山」(漫画版九十三・九十四合目)

93・94合目では群馬県民ほのかに誘われたあおいが浅間山に登りに行く話。 上毛かるたでは「浅間のいたずら鬼の押し出し」でお馴染みです。 浅間山は活火山のため直接は行けず周囲の外輪山を一周するのが基本なのだとか。 作中では写真を撮るためにカメラ装備…

ヤマノススメ群馬回③「少林山達磨寺」(漫画版百九十三合目「写真を撮っていたから」)

193合目は高崎市民であるほのか回であり少林山達磨寺が登場する。 上毛かるたで言う所の「縁起達磨の少林山」ですよ! 今回の見所はなんといってもソロがよく似合うほのかの独り言。 一人で写真を撮るJKは孤独を楽しむ術をよく知っているというのがポイント…

ヤマノススメ群馬回②「赤城山・赤城神社&伊香保温泉・榛名神社」(サードシーズン8・9話)

赤城山(大沼周辺)と伊香保温泉・榛名神社を聖地巡礼してきたのでメモしておく。 【目次】 概要(作品の内容について) 伊香保温泉・榛名神社 高崎駅 伊香保温泉 榛名神社 赤城山(地蔵岳)・赤城神社 前橋駅 赤城山(地蔵岳) 赤城神社 概要(作品の内容について) …

ヤマノススメ群馬回①「谷川岳」(セカンドシーズン21~23話)

ヤマノススメは埼玉県飯能市を舞台とする作品であるが、群馬県の山に登ることもある。セカンドシーズン21~23話では「谷川岳」が舞台となる。この山はメインキャラ2名(あおいとひなた)が「約束」を交わした「思い出の山」という重要な役割を与えられている。…

【R122ドライブ】らぁめん城ヶ崎でラーメン食べて草木湖まで車転がして富弘美術館を見る【2022 summer】

群馬にはツーリングやドライブでよく使われる道路が存在するが、国道122号もそのうちの一つ。日光市から豊島区まで通っているが、大間々から草木湖までの渡良瀬川沿いの渓谷がもっぱらドライブに使用される。このコースはちょうどらぁめん城ヶ崎で昼食を取っ…

群馬県みどり市大間町における聖地創出の重層化について~キャラクターIPが複数のコンテンツを繋げる~

秘境グンマーにおいて厳しい修行を乗り越え自分の店を持ったラーメン屋の店主がいた。修行中の彼を支えたものはアイドルゲームのキャラクター城ヶ崎美嘉。その情熱は店の名前に「城ヶ崎」と命名する程であり、ゲームの愛好者たち(彼らは通称プロデューサーと…

群馬県立歴史博物館 第105回企画展「アイヌのくらし―時代・地域・さまざまな姿」(2022.1.15~2022.3.6)

展示構成は北海道を各沿岸部に分け各地のアイヌ工芸を配置する形式。まずはじめに一点物の「イラクサ繊維製衣服」を提示し「アイヌ工芸」の特徴を見せた後、日本海沿岸→オホーツク海沿岸→交易→北千島・樺太→太平洋沿岸→群馬と続けていく。群馬とアイヌは何の…

ダサいメンズファッションの代表例に群馬Tシャツを持ってくるという鬼畜の所業(こづかい万歳第26話)

こづかい万歳の第26話は中年男性のファッションがテーマ。 中年男性となると社会的地位も高くなり身につける服も値段が高くなりがちです。 それ故こづかい制だと何も買えず、着るものが無くなり「裸でいろというのか!?」と苦悩することに。 ここで「ダサいメ…

高槻やよいとやよい軒が公式コラボできるなら、らぁめん城ヶ崎も可能性があるかもしれない

~前回までのあらすじ~ アイマスの高槻やよいが高槻市の観光大使となり、やよい軒と公式コラボすることになった! キャラクターIP「高槻やよい」による地域振興 コンテンツツーリズム界隈では、高槻市にあるやよい軒がアイマスの聖地となっていった過程が事…

レヱル・ロマネスク 第9話「上毛線再生基本方針」の感想・レビュー

今回は上毛電鉄ちゃんがメインです。 上州名物「かかあ天下」と上電の経営難を絡めて金策に走る様子が描かれます。 上電は利用客の減少に歯止めがかからず補助金でズブズブになっています。 この赤字経営は社会的なものであるため本質的に改善できるものでは…

レヱル・ロマネスク第7話「峠の釜めし」の感想・レビュー

長野への新幹線開通の影響で信越本線では横川-軽井沢間が廃線と化してしまいます。 線路は分断され「信越」にもかかわらず、信濃にも越後にも繋がっていないとはこれ如何に。 そのためかつては隆盛を誇った駅弁「峠の釜めし」も大ピンチに陥ります。 現実だ…

レヱル・ロマネスク 第6話「肥薩おれんじ鉄道とJR東日本高崎支社」

A-partが肥薩おれんじ鉄道のグッズ開発、B-partがJR高崎線のキャラ紹介。 肥薩おれんじ鉄道は薩摩切子を利用した水筒を提唱。ガラス水筒というジャンルがあるのね。 JR東日本高崎支社のキャラはぶっ飛んでいたが公式のSL兄弟もぶっ飛んでいた。 9人キャラが…

レヱル・ロマネスク 第3話「東武伊勢崎線茂林寺前駅が登場!よりもい民も大喜び!」の感想・レビュー

東武系列はたくさんあるのに何故か東武伊勢崎線が選ばれるレヱル・ロマネスク。 上電ちゃんも出てるし、製作会社にグンマーの民でもいるのか!? 「分福茶釜の茂林寺」といえば上毛かるただけでなく、よりもいの聖地としても有名。 さらに観光パートでは上電…

レヱル・ロマネスク 第2話「上毛電鉄ちゃん(深刻な赤字路線)が、鉄道の乗客者数を増やす会議ではないのか?とツッコミを入れるシーンが切実」の感想・レビュー

衰退する公共交通機関を活性化するため観光客誘致による乗車数増加を目指す地方鉄道。 グンマー帝国においてマエバシとキリューを結ぶ上毛電鉄は深刻な危機にあった(ホントウ)。 それを打開するためわざわざ北関東の田舎から熊本まで遠征してきた上毛電鉄ちゃん…