第12話(最終話)「初恋はななついろ」 の感想

ななついろドロップスもいよいよ最終回。
日常を輝かせていたひとりの女の子との交流が途絶えると、石蕗氏はまたかつてのように無為な日々を過ごすようになっていった。それでもすももとの特別な日々は記憶の残滓に引っかかり、石蕗氏の意識を強烈に揺さぶっていく。そう、その片隅にのこる少女は、石蕗氏の偶像崇拝の対象になっていく。

一方、すももちんは待つ女としての陶酔に明け暮れる。石蕗氏に袖にされても負けないもん。アスパラさんがせめてもの罪滅ぼしとして、大切な大切な自らの星の雫を潰して作った記憶回復薬もすももは使うことを断固拒否する。曰く、石蕗氏との約束を破るわけにはいかない云々と。石蕗氏をそこまで想うすももの姿はアスパラさんの琴線に触れ、自分がすももに負けたのは才能ではなく乙女の純情だということを思いしらされるのであった。

そして記憶を喪くしたまま、聖女の幻影を追い求め徘徊する石蕗氏。ぬいぐるみの洋服、園芸部ライフ、絆創膏、プラネタリウムと次々に石蕗氏を揺さぶっていく。そして携帯の文字変換履歴には「すもも」の文字が鮮やかに浮かび上がった。そう石蕗氏が追い求める聖女はすももちんだった。想うところがあって温室に舞い戻ると、そこではすももちんが、固有結界「乙女のつぶやき」を発動させていた(実は計算、どお〜り)。


概念武装を破られた石蕗氏は聖女の魅力にどっきゅんこ。記憶は戻らないけれど、その女の子を崇拝視する喜びに打ち震え、告白の言葉がまろび出る。夜空の星に見守られながら、温かい温室で二人の身体はオーバーヒート。愛し合う二人が足りない部分を補うと身体を重ねるのは自然の流れなの。アスパラさんが作った媚薬をすももちんは落としてしまうも、原液が芽が出ない球根に降り注ぎ急成長。その熱に浮かされた若い二人を止められるものはなかった。こうして、聖女すももちんと石蕗氏は再び手と手を取りあいだな。〜Fin〜



他の方々の感想

ななついろ★ドロップス 第12話「初恋はななついろ」 - たまごさんど研究会

うーん、このデキで果たしてDVDが1,000枚以上売れるか微妙だなぁ。。。
いとうのいぢという売り文句はあるけど、いかんせん起伏のあまりないストーリーがいいって人もいるけど、これはねー。

ななついろ★ドロップス 第12話「初恋はななついろ」 - 付人日記

山場のシーンのBGMに、アニメ版の主題歌でなくゲーム版の主題歌を起用したのもポイント高い。なにせ、あれだけでゲームが欲しくなったのだから……というか、思わず涙腺緩んじゃったよ。不覚にも。

促販ホイホイ。

第12話 - 日折岬 DeS

記憶が戻ってからが思ってたより短かった。
極端な話最初の数分で記憶を取り戻してあとはずっとすももと石蕗の歩いてるシーンくらいの覚悟してた。
それでも数分間のエンディングの中には色々詰まってて感動を呼ぶには十分な破壊力。
時間不足で伝え切れてないところも多かったけどそれでもななついろの良いところをたくさん見せてくれた。
ななついろお疲れ様です。