Myself;Yourself 第10話「桜のために」の感想

今回のお話は朱里のターン。近親相姦、夜逃げ逃走まっしぐら。
市議会議員の父の後妻は、財産目当ての肉体便器。
思春期純情少年少女にとって、継母との対立は使命みたいなもの。
星野あさみ嬢が朱里を庇ったのは、継母との関係が後ろめたかったから?


命日なのに誰も弔わなくなった母の遺骨。実の子である朱里と修輔だけが墓参り。だが姉弟が支えあっていくその姿は、継母に体よくあつかわれ、ホテルに入ったと学校に匿名で垂れ込まれる。継母と子どもの不和は子ども側の勘違いというのが往々にしてよくあるパターンだが、後妻がホストとチャラチャラしている描写が挿入され、これで解決する余地はなくなってしまった。学校で呼び出しを食らってしまい、明らかに教頭がどっかからカネでも掴まされ二人を陥れようとする様子。父にまで通報され殴られる修輔。父子のバトルは朱里によってなんとか防止。


近親相姦説は大きくなって、教室に相合傘が書かれてしまう。高校生にもなって黒板に落書きで嫌がらせなんて、どこの小学校だよ。きっと教頭か星野がやったに違いない。家でも姉貴を傷つけられ、学校でも誹謗中傷を食らい、姉貴を苛めたら赦さんぞ状態。だがそれは教頭の罠。騒げば騒ぐほど噂は一人歩き。朱里のために切れる修輔その姿こそが噂を撒き散らす種に。嫌がらせに対して切れるのは逆効果。でも、ここで切れなきゃシスコン弟としては失格だ!!


で、場面は変わって、星野あさみ嬢のはからいで佐菜も含めた3人で気分転換に狂婆のお見舞いに行くことに。病院では、血のついた包丁を見て佐菜はグロッキー。ババアは覚醒し、死者蘇生の黄泉帰りの儀式の生贄として朱里を奉げようと包丁装備。やっぱりアノ箱は猫ちゃんだった。菜々香シナリオでババアがイベント発生装置になるかと思いきや、朱里ルートで使ってくるとは。ババアの魔の手から朱里を庇った星野あさみ嬢が刺されて集中治療室送り。朱里の継母と星野一族との関係を匂わせていたので、ここで一触即発かと思いきや何も起こらずスルー。


星野あさみ刺殺事件は、星野一族との問題ではなく、父との問題にすげ変わる。父親は、警察沙汰になったと大激怒し、なだめすかしてロンドンに留学させ追っ払ってしまおうとする。母を奪われ家庭を奪われ、そして居場所まで奪われそうになり精神崩壊していく朱里の姿はいたたまれない。そんな朱里の力になれるのは痛みを分かち合ってきた弟の存在である修輔だけ。今度は俺が手を引いてやるとのたまい近親相姦駆け落ち夜逃げフラグ発生か?

他の人々の感想

2007-12-05

王道…ハートフル…ラブストーリー…?

  • あの後妻は、前妻の子供たちと仲良くしたいけど不器用で上手くいかない実は良い人だろうな→本当に金目当てでセックスしてるだけの浮気しまくり正真正銘ビッチだったんだぜ?
  • ピーちゃんもポーちゃんも実は生きてて、生贄儀式を匂わす婆さんの行動はミスリードだよな→普通に生贄に捧げてて、それでも願いが叶わないから、ナイフでヒロインを襲ってきたんだぜ?
  • 修輔が大切にしたい人は朱里と見せかけて、原作ゲームの設定からし菜々香なんだろうな→後妻から見たら気持ち悪いと思うぐらい仲が良い双子で、ガチ近親駆け落ちフラグが立ったんだぜ?

な、何なんだ、この展開は!?