時間停止と不可避な運命「安部胡桃」シナリオの感想・レビュー

胡桃√はテスト勉強から始まる恋が主題。
親友光井が好意を抱いている主人公くんを寝取っちゃうことに後ろめたさを覚えます。
しかし光井とはフラグ構築がなされない世界線のため、わりと簡単に片付きます。
恋心を相談された花音先輩が既成事実を助言するところが一番の見どころかもしれない。

安部胡桃のキャラクター表現とフラグ生成過程

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  • 同じオマケでもナースの人より短く本当にオマケって感じ
    • 安部胡桃はメインヒロイン光井の親友。本編で光井の転校問題は主人公くんにより解決しますが、胡桃√では解決しませんでした。そのため光井は自分の力で母親にこの学校でも偏差値の向上が見込めることを示すため定期試験に努力するのです。学校の定期テストと模擬試験と大学入試は尺度が別ですが、まぁツッコミはなしだ。そんなわけで、普段は赤点スレスレで光井に頼りっぱなしな胡桃も、光井の足をひっぱって邪魔しないように自分で試験勉強を始めるのでした。しかし勉強習慣が身に付いていない人間がそんなにすぐに勉強ができるようにはなりません。やらなくちゃと思う一方でついつい目を背けがち。どうすればいいの!?悩める胡桃の前に主人公くんが現れ一緒に試験勉強をすることに。主人公くんは主人公くんで光井の頑張りを見て思う所があった様子。こうして二人は放課後図書館で一緒に取り組むことになります。友達同士で一緒にべんきょーしようっていっても絶対に勉強しない論がありますが、彼らは普段からゼロなのでお互いに頑張っていきます。
    • 胡桃√での主題は友人への後ろめたさとでもいうべきでしょうか?胡桃は光井が主人公くんのことを好きなのでは?と思うも、主人公くんへの好意がとまらなくなってしまいます。どうやって好意を伝えたらいいかも分かりません。ここで胡桃が図書館に常駐する紅林花音先輩に助言を請うと、既成事実を推奨されます。こうしてレッツ肉体!となった胡桃は、試験終了後にお礼と称して手作りクッキーとお茶をふるまい、その流れで性交に成功するのでした。フラグ成立後、胡桃は光井に対して正直に事実を報告。それに対して光井は主人公くんへの好意を持ってはいるが、フラグ構築まではいっておらず友人として好ましく思っているだけと告げます。胡桃の苦悩は払拭ですね!光井も試験できちんと結果を示して転校問題は解決し、胡桃は親友と彼氏とに恵まれハッピーエンドとなります。サブヒロインとくっついたことで白亜の役割も消滅し、アッサリと消失します。ちょっと駆け足気味でフラグ構築後のイチャラブとかがほぼなかったといっても過言ではないので、そこが深まればよかったかもしれません。

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