2007-11-12から1日間の記事一覧

遠藤周作『黄色い人』(新潮文庫) の感想

キリスト教を裏切った二人の人物が主人公。 カトリックの感覚に対する日本人の無感動な光が漂う目を代表する千葉。 憐憫に駆られて情欲し司祭の立場でありながら女を犯した背教者デュラン。千葉がブロウ神父に送った手紙という方式で描かれ、その中途中途に…