ヒラヒラヒヒル

『ヒラヒラヒヒル』におけるグッドエンドについて~バッドエンドとの差異を中心に~

グッドエンドは全てが上手く行った性善説に基づく世界線でありご都合主義エンド。 医師サイドでは母親の最期を看取り好いた画家の患者を引き取り法律の整備を実現する。 書生サイドでは罹患した下宿先の娘を粘り強く看病し最終的に郷里青森に迎え入れる。 医…

『ヒラヒラヒヒル』(BADEND)の感想・レビュー

Mycobacterium lepraeを原因とする感染症をモチーフとした偏見・差別と社会的隔離の話。 時代設定は大正時代。二人の男性を主人公とし、医師と書生の視点から物語が進んでいく。 医師は当該感染症を専門とする海軍子爵の子弟だが実は妾の子であり母は感染症…