sola 第13話『ソラ』 の感想

ソラ=依人のメタファーと考えると真名さんが「ソラー大好きだー」と叫んだのにはなんか感無量です。
そして茉莉は蒼乃に、かつての蒼乃はこよりに、依人は真名に受け継がれていくのですよ。
なんにせよ、蒼乃姉さんアニメであったことは間違いありません。
最後のトマトしるこの空き缶二つのシーンはぶつぎをかもしだしますね。

ヒゲと繭子

「ねぇ剛史、どうして逃げなかったの」
「逃げるわけねぇだろ」

誰かこの二人のスピンオフ作品を作ってください・・・

蒼乃とこより

依人と茉莉によって蒼乃の新しい人生が始まったが、それまでの夜禍としての蒼乃は無意味だったのか。いや、それは違う。かつて蒼乃がこよりに教えたその「折り紙」は着実に根を伸ばしていたのだ。再びの邂逅の後、蒼乃の18番である「舟を持っててもらい、変形させるやつ」をこよりが披露した描写は、かつての蒼乃さんの存在の意味を肯定したね。嬉しさにチョップを繰り出さんばかりのはしゃっぎぷりもいかしてる。蒼乃さんが夜禍であったことは無駄ではかなったし、絆を持つ人も依人や茉莉だけではなかったのだ!!

我らが真名さん

輝かしい青春を依人に捧げてしまった真名さん。その依人の記憶は消えてしまったけれど、その想いはソラへと昇華される。蒼き日の喜びは切なさへと変わり、ソラに憧憬を馳せる日々。依人のソラに対する憧憬(ソラを茉莉に重ねていた?)は真名に受け継がれる(ソラを依人にかさねている)。蒼乃との再会時には「ソラー大好きだー」と叫び、おなじくソラ(つまりは依人)が大好きな蒼乃とソラに依人を見出して、意気投合する。結び合っていた依人と蒼乃はいざしらず、依人にとって友人のひとりにしか過ぎない?真名だったが、真名にとってはそうではない。真名さんの依人を想う心の勝利といっても過言ではないのだ!!

他の人々の感想

2007-07-02
人としてもう一度生きる道を選んだ蒼乃。普通に考えれば後追い自殺してもおかしくないんだけど、空っぽだった茉莉に心を教えたのが蒼乃で、茉莉の命を貰うとともにその心を取り戻したからこそ、空の下を歩いていくことを決意したし、雰囲気も茉莉っぽくなったんだね。

E.F.R
いろいろあったけれども、「感動的な最終回でしたか?」と問われたならば、「詐欺表現の応酬で感動した」とむしろ絶望したといいたくなる返事を返すことでしょう。面白かったよ?悪い意味で。
sola 最終話 - 日々変わる様々な思い
依人は主人公の割に結構あっさり消えてしまった感がありましたが、こんなものか?
2007-06-30
これってゲームで言えばトゥルーエンドなのかな。物語全体としてはよくまとまっているのですが、蒼乃に関してだけは非常に辛い立場なわけで救われているのだろうか。真名とこよりの石月姉妹が今後の拠り所になるしかない。