「博物館学B:博物館見学に行くはなし」

うちの大学は選択科目というものを履修しなければなりません。
選択系科目に初等科系科目や教育系科目を回せることを知らなかったので、律儀に学芸員を選択。
でも、まぁ資格が増えるということはいいことでしょ。
そんなわけで、今のところ博物館学A(人文系)・C(自然系)は履修済み。
博物館学Bでは博物館そのものの仕組みを学ぶということで現地実習へ。


学芸員の講義を受けながら博物館を回る。
主なポイントは、常設展示・特別展示・バックヤードの3種類。
バックヤードは、Cの時にも見学に来ており燻蒸庫や収蔵庫などの特性をおべんきょ。


今回の講義の肝は「博物館は教育施設」であるということ。
ただ価値のあるもの・古臭いものを並べて置くのではなく、その博物館のテーマにそって来館者が学習でいるような環境を整えておかなければならないのだそうな。そのためには、通路の設計や展示の仕方も重要視されてきて、出来るだけ近づいて見えるようにするとのこと。だから、とても貴重な展示物以外はガラスケーズに入れずに生のままの展示を大切にしている。
・・・とそこへ、子どもが来て展示物をベタベタ触る。学芸員の顔がピクピクとひくつく。そしてやんわりと注意。ガキは捨て台詞を吐いて逃走。
博物館というのは教育施設だから来館者のマナーも養成しなければならず、日本の来館者はマナーが悪いといきまいておられた。