『論座』(2008.1)で「私が選んだ3冊・2007年の収穫本」という特集が組まれている。
そこで京都大学の大澤真幸教授(社会学)が東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』(講談社現代新書)をピックアップしている。
- http://www.masachi.jinkan.kyoto-u.ac.jp/student/graduate_student_room.html
- 教員紹介:京都大学人間・環境学研究科:大澤 真幸 (おおさわ まさち)/教授
東浩紀氏といえばヲタク文化論で有名だが、紹介文において京大の教授が着目しているのが以下の通り。
「美少女ゲーム」は超家父長制的なアスペクトを持ち、ゲーム『AIR』(Key,2000)はその超家父長制の不可能性を明示する批評的な意識を持った作品であるということ等、随所に興味深い指摘がある。
確かにエロゲには父親不在ってパターンが多いけれど、何故『AIR』だけがその他のものと区別されるのか興味湧くね。元々『AIR』は平安時代の翼人伝説をモチーフにしているから当時の母系社会と繋がりがあるとか?早いうちに買って読みたいですな。しかし、偉い知識人階層の大学教授が、パソコンに向かってエロゲを起動させ「観鈴ちん、ぴんち」と言いながら「いたる絵」に興じていると思うと凄まじい。まぁ、原典にあたってるかどうかは定かではないが。是非ネタPOP等で弄って欲しいものです。