マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON -覚醒前夜- 第6話「私にしかできないことです」の感想・レビュー

魔法少女が人類の家畜である事を否定する一方で、平然と自らの奴隷視する灯花の話。
人類の感情エネルギーを吸い取り人工的に魔女を生み出した灯花は詭弁を弄する。
文明の発展は魔法少女の犠牲に基づくものなので無関係な人類などいないと主張。
無自覚な人類の家畜から脱却を図るが、その魔法少女に対しては意思決定を与えない。
灯花は良心の呵責に苛まれる魔法少女に対して全て自分が決めてあげるとのたまうのだ。
全ては作られた箱庭の中での平和。傲慢なる魔法少女の救済方法。
けどお姉ちゃんであるいろはは首謀者である元凶の灯花にすら救いをもたらすんだよね!

願いの行き着く先を私は知りたい!私の願いはこんな所で負けない!

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  • 黒江編&みふゆ編
    • シナリオはクライマックスに近くそこら中でドラマが展開されていきます。まずは黒江編とみふゆ編。いろはの為にしんがりを願い出た黒江ですが、ドッペルで追っ手を殲滅するも過去のトラウマが発動。黒江は忘れてしまった幻影に囚われてしまった模様。一方みふゆサイド。知っていたのに何もできなかったみふゆは不貞寝。いろはに対してやちよのモトカノムーブをかましていた時が嘘のようです。やる気をなくしソファーに横たわるだけ。そんなみふゆを救うことになるのが二葉さな。何もできなかったさながここでみふゆを救うカギとなる場面がグッときますね。一緒にみかづき荘に帰ろうとみふゆをも家族として見なすのです。みふゆは魔女化した安名メルを思い出すと同時に死亡した雪野かなえの霊魂体に励まされ一念発起し再生します。そんなの今決めればいいじゃねーかよのフェリシアもいい味出してる。そんなわけで復活したみふゆは鶴乃を助けるために灯花の所へ。ここで今回のみふゆサイドでのハイライト人類の原罪が展開されます。無関係な人を巻き込む灯花のやり方を糾弾するみふゆですが、灯花は詭弁で対応します。これまでの人類の発展は魔法少女の犠牲に基づくものであったが、人類は無自覚であったため魔法少女は人類の家畜であったといっても過言ではない。それ故、家畜から脱却し、今度は人類が魔法少女の為に犠牲になってもらおうというのです。一見するとこれは理に適っていることなのですが、続いて灯花は罪の意識を抱く魔法少女たちは何も考えなくてよく全て自分が決めてあげると傲慢な物言いをするのです。すなわち人類の家畜から脱却しても主体的な意志決定は与えず自らの奴隷視しているのですね。人類が駄目で灯花がいいとはこれ如何に。みふゆは鶴乃を助け出そうとしますが時すでに遅く、洗脳されていた鶴乃に返り討ちとなるのでした。

 

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  • ついにやちいろコンビとまどマギグループが合流
    • 黒江と別れたいろはは杏子と合流。やちよはまどかほむらさやかと合流。二手から本拠地を目指します。やちよさんのベガ立ちとかトラック爆走とか作画コストが追い付いていない所がチラホラ。いろはは今回もお姉ちゃんパワー全開であり、魔法少女であることにシニカルな態度をとる杏子に自らの願いの熱弁を振るいます。願いの果てを墓場と称する杏子に対し、「願いの行き着く先を私は知りたい!」と肯定するいろはの強さをとくと見よ。この熱きパトスは杏子を動かすのに十分でありピンチの時には杏子が助けに来ます。ここでもスーパーお姉ちゃんパワーを発揮するいろはは撤退を唱える杏子に対してコネクトを要求。「私の願いはこんな所で負けない!」と破城槌で城門を打ち破ります。2期になってお姉ちゃんパワーに目覚めたいろははどこまでも強い。いろはたちが破った城門にやちよたちがトラックで滑り込み、ついにやちいろコンビとまどマギグループが合流を果たしたのでした。いろはは杏子とツンデレハイタッチしたり、やちよと再会して抱き着いたりと絆度をさらに深めていきます。そんなパーティー一行の前に現れたのはホーリーマミさんと洗脳鶴乃。次回は凄まじい戦闘シーンとなりそうな予感です。

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