ラブライブ!スーパースター!! 2期7話「UR 葉月恋」の感想・レビュー

ギャグ回。今まで厳格な環境にあった反動でゲーム依存症になる話。
葉月恋はこれまで家名を誇りとし自らを律することを心掛けて来た。
だがしかし、父親と和解して莫大な援助を受けると飽食した生活を送るようになる。
勉強や生徒会、作曲や部活など大事だったものをかなぐり捨ててゲーム漬けになる毎日。
ゲームのことしか考えられない恋に対し周囲の人々は生徒会が忙しいのだと事実誤認。
頼れる姉貴である渋谷かのんは負担軽減のため生徒会に入り恋を支えようとする。

ゲーム依存症からの脱却は友人たちとの現実における交流

ゲーム依存症となり現実世界でも禁治産者の如くエアプレイをしてしまう葉月恋
  • 自らを律し厳格であることを課していた少女の反動
    • 葉月恋は名家で育つも両親が離婚、母に引き取られるも死別し、次第に困窮していきました。それ故、家名を誇りとし音楽の才能のある自分をアイデンティティにしたため、自ら厳格な生活に身を置いていたのです。しかしながら1期において父親と和解、莫大な支援を受けることになります。賃金が払えず離ればなれになった家政婦さんも雇い直すことができました。しかしながら生活に余裕ができると徐々に飽食で自堕落な毎日を過ごすようになっていき、ついにはゲーム依存症にまでなってしまうのです。その影響は実生活に障害をもたらすほどであり、今まで熱心に打ち込んできた勉強、生徒会、作曲、部活を疎かにし始めたのです。ゲームに触っていない時でもエアプレイや脳内トレモをしてしまい、周囲のメンバーからは心配されてしまいます。さらに心優しき澁谷かのんは葉月恋が生徒会で忙しくてオーバーワークなのであろうと気遣い、自らも生徒会に所属して葉月恋の負担を減らそうとまでするのです。学校でスマホゲームに興じていた所をメイに見つかった時には買収して誤魔化そうとしましたが、澁谷かのんの善性に対しては良心の呵責に苛まれます。ゲーム依存をメイ以外には隠そうと必死だったためメンバーからはガチ百合を疑われるなどのギャグ的展開になりますが、生徒会の仕事を自主的に手伝ってくれるメンバーを見た葉月恋は最終的に全てを白状することに。そしてゲーム大会へ……。現実世界で友人たちとゲームをすることで、ゲーム廃人になりかけていた葉月恋は現実に回帰していきます。友情パワーを実感した葉月恋は落ち着きを取り戻し、学校を創設した亡き母に感謝を捧げます。こうして「娯楽に興じて失敗する」という経験を積んだ葉月恋は一回り成長するのでした。
音楽室で隠れてゲームに興じ、家庭用ゲーム機を蒐集する
ゲームで現実が疎かになったのに過労と信じ助けてくれる仲間を見て愕然とする葉月恋

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