SHAMAN KING 第38廻「シャーマンファイトを辞退した葉が前言撤回しに行く話」の感想・レビュー

ハオ一派による魂狩りが一段落しゴーレムの暴走も止めた葉たち。
だが葉はシャーマンファイトを辞退してしまっており、おいそれと復帰はできない。
葉が取った手段とは力づくで解決する事。やはり力づく。力づくが全てを解決する。
X-LAWSと戦う葉だが、そこへハオ一派である星組のラキストが参戦。
なんとラキストはマルコの師匠かつX-LAWSの創始者であり、師弟対決が勃発する。

シャーマンファイト辞退を前言撤回するには

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  • ジャンプで読んでた時も思ったけど、展開けっこう強引
    • ハオ様の魂狩りの際に殺害されてしまった道蓮。彼を蘇生する代償として葉のシャーマンファイト辞退が必要だった。だが今度はシャーマンファイトに復帰しなければゴーレム兄妹を殺すとハオ様に脅される。そんなわけで道蓮を蘇生させてもらっておきながら、やっぱ復帰するっすわという虫の良い行いを主人公がしなければならないのである。ここにどのように折り合いをつけるかが今回の見どころ。心とか絆とかを描いているのに平然と約束を撤回したら矛盾が生じかねないから。
    • A-partでは阿弥陀丸やアンナ達とのやりとりを通して、大切なことは心で決めるということが何回も強調される。その結果、B-partで葉がとった手段とは「力づく」であった。X-LAWSにきちんと筋を通しに行くという行為を「力づく」と表現しているのでしょうが、やはり言い分はX-LAWSの方が正論であり、葉の劣勢は否めない。そんな展開をサクッと片付ける為に、ハオ様の片腕であるラキストが投入されるのである。ラキストはX-LAWSの創始者でありマルコの師匠。X-LAWSは聖なる集団でも正義の集団でも何でもなく、オッサンが孤児の幼女を聖少女に祀り上げただけの組織であることを暴露することで、葉の問題を解決させるのである。ラキストとマルコの師弟対決が今、始まる。
    • 一方で生き返らせてもらった蓮たちは、随分と展開に置いてけぼり。振り回されるだけになりつつあるも、最終的に3人全てが5人の戦士に選ばれることになるのでフォローが挿入される。脅威的な葉たちと戦うことを諦めない姿勢を視聴者に提示。ホロホロをして葉が好きだからよと言わしむシーンってなんか好き。

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