【感想】学園アイドルマスター 姫崎莉波「36℃ U・B・U」(2025.9.17)を読んだ。

一歩踏み出した年上のお姉さんがキミにも踏み出して私を射止めて欲しいなと促す話。
莉波はこれまで「はみだしたい」という気持ちを歌っていたが既にもう十分はみだしていた。
莉波は本曲を恋心に気づいてもらえず焦れた少女が踏み出して挑発していると解釈する。
恥ずかしさのあまり歌詞とシンクロできない莉波にPは恋心でなくても良いとアドバイス
莉波は本曲を踏み出せない人たちに勇気をあげる曲であり応援ソングとして再解釈する。
生徒会室にPくんを招きいれた莉波は自分を踏み出させてくれたPくんに感謝の言葉を告げる。
Pくんにとっては自分を踏み出させてくれたのは莉波お姉ちゃんであり比翼連理の相互依存。
莉波はPくんに自分を選んでくれてありがとうを謝意を示すがPくんにとっては逆なのであろう。

既に踏み出したお姉ちゃんが自分を攻略して欲しいからきみの方から踏み出してよ!とモーションをかける楽曲をどう歌い上げるか

踏み出しすぎのラブソング
  • 【1】ラブソングかつ応援ソング
    • 莉波お姉ちゃんは新曲「36℃ U・B・U」を貰うが、この曲解釈に悩むことになる。本曲はラブソングであったが、だいぶ歌詞の内容がはみだしまくり。これまでははみだしたい!と願う女の子の感情を歌ってきたが、この曲の女の子はもう既にはみだしているのだ。そして相手に対して自分を攻略して欲しいから、待っているから、勇気を出して踏み出してよとおねだりして待っているのである。だいぶ破廉恥である。そのため莉波はなかなか自分と楽曲をシンクロすることができず思い悩むことになる。星南や燕からイメージや読み込み・聞き込み・歌い込みの重要性を説かれるが、その特訓によりお疲れモードになってしまう。そんな莉波を心配したPくんは悩める莉波の相談に乗り、恋心だけでなく莉波のアイドルとしての人生を表現するよう助言する。すなわち、「勇気をだして一歩ふみだした、あのときの気持ちを歌に込めれば」と説くのである。Pくんのアドバイスにより莉波は曲を再解釈。前に踏み出せないあなたに勇気をあげる曲、好きな人に想いを伝えることだったり、新しい何かに挑戦することだったり、そんな人たちを応援する曲と自分のイメージをノせていくのである。

 

支え合うPくんと莉波
  • 【2】比翼連理の相互依存
    • 一歩踏み出す勇気のために手を引いてくれるという行為はPくんと莉波とってとても重要な思い出であった。莉波は初星学園で妹系アイドルとしてデビューしたものの失敗に終わった中古であり、アイドルとしての道を半ば諦めており、生徒会の経験からアイドル達をサポートできる職種を進路選択の視野に入れていた。そんな中、幼馴染で莉波の歌のことを覚えていたPくんが颯爽と現れ莉波の手を引きお姉さんアイドルとして覚醒させたのである。莉波は自分の手を引いてくれたことをとても感謝しているのだが、それはPくんにとっても同じであった。Pくんと莉波は幼馴染としての思い出を振り返り、森の中で迷子になってしまったことを想起する。この時、莉波はPくんが手を引いてくれていると思っていたが、Pくんは莉波お姉ちゃんが手を引いてくれていると思っていたのだ。それぞれがそれぞれの手を引いていた、支え合っていたという幼馴染の絆である。これを踏まえると、莉波にとってはPくんが自分を選んでくれてありがとうという感覚なのだろうが、Pくんにとっては莉波お姉ちゃんが自分のスカウトを受けてくれてありがとうなのだろう。Pくんと莉波の相思相愛っぷりが描かれたシナリオであった。
莉波の曲解釈
Pくんからの助言を受けてラブソング+応援ソングに昇華
中古アイドル莉波の再始動
私を、選んでくれてありがとう

PVみどころ

自分を攻略して欲しいとモーションかけまくる莉波お姉ちゃん
好きと隙の掛詞でPくんを誘う莉波お姉ちゃん