妹キャラでデビューしたが売れずに挫折した莉波のトラウマを千奈が無意識に抉る！
莉波は一度はデビューしたものの人気が出ずに失敗した中古であり本人も気にしていた。
そんな中、Ｐくんや後輩たちとの出会いによって姉属性が引き出され不死鳥のように蘇る。
このサポカでもダンスが上手くいかない千奈に莉波はつきっきりになって指導をしてくれる。
またヴィジュアルレッスンでのコンビ撮影では今すぐにでも売り出せると太鼓判を押される。
だがそれはしっかり者の姉と元気な妹という立ち位置であったので、千奈は羨む。
しかし莉波にとってみれば千奈の役割こそ自分がなろうとしてなれなかったものであった。
千奈は莉波の母性を引き出す一方で妹属性を上手く演じられなかったトラウマを抉る存在
姫崎莉波は一見、正統派の可愛らしい女の子のように見えた。そのため可愛さが利用され「妹属性」でキャラ付けされデビューしたのだが……。本来莉波は姉や母の気質であり、妹属性を上手く演じることができなかった。故に妹属性莉波は人気が出ずユニットを外されてしまい、莉波は中古になってしまったのであった。(アイドル的に)処女でなくなり年齢層としては旬が過ぎたJK3のBBAとなってしまった莉波は若干諦念を抱いていた。そのため生徒会に所属し、裏方で芸能界を支える方針を模索していたし、アイドルの適齢期を過ぎても別のカタチでファンを喜ばせたいと考えていた。そんな莉波だがＰくんとの出会い(再会)により人生が変わる。Ｐくんは属性を設定して演技をさせるのではなく、本来莉波が持つ資質を自然なカタチで引き出せるように指導していく。また後輩たちを世話することでも、莉波の母性は発揮されていった。
特に純粋な千奈は莉波をお姉様と呼んで慕っており、莉波は生徒会の後輩でもある千奈を可愛がっていた。ダンスレッスンが上手くいかない千奈に対しては付きっきりで指導し、ゆっくり丁寧に優しく教えていく。千奈もそれに応えて集中力を見せ何とか踊れるようにまで仕上げるのである。勿論莉波もそれに付き添い、スールの絆がより一段と深まるのであった。だが千奈の無邪気さが莉波を傷つけることもあった。ヴィジュアルレッスンでコンビを組んだ莉波と千奈は高い評価を受け、今すぐにでも売り出せると太鼓判を押される。だがその評価はしっかり者の姉と元気な妹という構図であったため、千奈は自分もしっかり者になりたいと莉波に甘えるのである。しかしながら千奈が持つ天性の「妹属性」は莉波が望んでも手に入れる事ができなかったものであった。そのため天性の妹属性を否定する千奈を見て莉波はトラウマが抉られて少し曇るのであった。
