【感想】学園アイドルマスター「もうっ!冷たいよ!」(2024/07/01)を読んだ。

リーリヤの懸命に努力する姿を見てヤンデレ清夏が歪んだ依存と愛憎を垣間見せる話。
†「だからずっと、隣で応援してる。」(対等に舞台に立つのではないという意味)
清夏はバレエのイップス及びリーリヤからの信頼を重荷に感じたことで踊れなくなった。
覚悟ガンギマリで鬼気迫る努力をするリーリヤを見て、その想いに答える自身を喪失するのだ。
それ故、清夏はチャラチャラとギャル的振る舞いをすることでアイドルから逃げたのだ。
このサポカでもリーリヤを愛しながらもその真っ直ぐさが眩しすぎて卑屈気味である。
だからこそ掃除ひとつとっても面倒くさがるそぶりをし真面目に取り組むことを嫌がるのだ。
掃除をも一生懸命取り組むリーリヤの姿は清夏にとってアンビバレンツな感情を抱かせる。
故に清夏はリーリヤと共にアイドルすることを避け「隣」で「応援」してると発言する。

何事にも真面目に一生懸命取り組むリーリヤの姿は眩しすぎて直視できない。

プール掃除を嫌がる清夏

紫雲清夏はバレエで足を怪我しイップスにより踊れなくなってしまった。またそれだけでなく一緒にアイドルになろうねと約束した葛城リーリヤが一生懸命努力する姿を見て、眩しすぎるその一途さにより彼女からの信頼を重荷に感じてしまう。それ故チャラチャラと振る舞いダンスレッスンもサボり続け、リーリヤを弄ることで精神的に優位性を得て、心の安寧を図ったのである。それ故、清夏は怠惰なフリをしつつも自分の感情を持て余し燻ぶり続けていたのである。

そんな清夏は自分のルートではプロデューサーにより救われる。だがPがいない場合の清夏は舞台にすら上がれない。それを象徴する台詞が「だからずっと、隣で応援してる。」なのである。すなわち「隣」というのは「アイドルとして対等」にならないことを意味している。また「応援してる」とは「リーリヤと共演するわけではない」ことを示している。このように清夏はリーリヤに対して複雑なコンプレックスを抱いているのである。

その一端が垣間見られるのはプール掃除の時。清夏はプール掃除を面倒くさいと言って嫌がるのだが、リーリヤは手作りクッキーで清夏を釣り出すと、ジュースを賭けた掃除対決を受けて立ち、競争意識を喚起させる。これで清夏はノリノリになるのだが、リーリヤは勝負とは関係なく一生懸命懸命掃除を頑張っており、このことが清夏を曇らせるのであった。掃除後、清夏はリーリヤ弄りを開始し、プールで泳ぎを教えた時も根性により必死で泳ぎを習得しようとしていたことをネタにする。だがこれは清夏にとって諸刃の剣でもあり、リーリヤと自分の精神性の差異を感じずにはいられないものであった。だからこそ上述したように「だからずっと、隣で応援してる。」とリーリヤに述べたのであろう。

清夏の賭けを受け容れ競争意識を利用するリーリヤ
リーリヤにダル絡みする清夏
リーリヤの水着姿を弄る清夏
清夏が抱くリーリヤの愛憎
もうっ!冷たいよ!

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