星空のメモリア 姫榊こももシナリオの感想・レビュー

星空のメモリアの姫榊こももシナリオは姉妹愛を描いたファンタジー
死霊・思念体・死者の降霊なんでもござれ。
妹の死を姉は受け入れることができるのか!?
悪夢に苦しむ金髪ツインテールツンデレを少女救済!!
あと一応お約束ね、巫女なのに巫女ックスがないとはこれ如何に!?

強がりツンデレ娘の支えとならん


姫榊こももは生真面目努力家生徒会なツンツン少女。強くてハイスペックだけど、それは一生懸命強い自分を見せているだけであって、ホントはとっても甘えたい年頃。こももルートでは、洋を生徒会に引きずり込み懇ろな関係になっていく。そんなこももは「星が嫌い」というトラウマがあった。そのトラウマは後天的なもので、どうやら過去に分け有りみたい。こももはその過去を忘れているけど、毎晩毎晩悪夢に魘される毎日が続くようになる。この悪夢は転落死を追体験させるもので、プレイヤーにこももは死霊ですよという一生懸命ミスリードさせようとしているかんじバリバリ。悪夢に魘されるこももにとって安らぎの時間は主人公の洋と一緒に居る時間。どうしてか洋といると悪夢の余韻もほんわかになり安心できるの。腰砕けになったときに洋にしてもらった「お姫様抱っこ」を糧に生きる。次第に洋を頼りにするようになるこももの漸進的デレ期はツンデレテンプレといえどニヨニヨしちゃう。悪夢の束縛からこももを解放するためには何でもやると告げる洋にこももはきゅんきゅん。洋の子種が膣にあれば悪夢になんて負けないもん。あと、こももルートの千波空気化は著しい。明日歩シナリオではお兄ちゃんを託す儀式やったのにね。

乗り越えるべき悪夢は妹の死


こもも=死霊とミスリードさせていくけど、あっけなくホントは死霊=妹のこさめだったよとカミングアウト。巫女としての能力に優れていたこももはこさめの死に際して降霊の儀式を行ない御神体を依り代にして妹の霊を憑依させたのであった。だが、こさめは死んでいるという事実には変わり無く、父が医者であることから世間に誤魔化してきた。こももの記憶は幼少時にメアに刈って貰っていたので死を忘却していたことも判明。要はこももがこさめの死を受け入れられるかどうかが焦点になってくる。人にあらざる霊体がこの世に存在していることをこさめ自身がずっと気にしていたの。姉さんとは離れたくないけどそれは「ことわり」に反するとジレンマ状態。こももがこさめの死を思い出したことにより、こさめは覚悟を決めメアに悪夢刈って貰う決意をする。消えるときは最後まで一緒に。こさめを受け入れたこももはメアに共に刈られることを望んだ。洋が居てくれればこももは悪夢を受け入れることができるっ!!・・・まぁ、結局はご都合主義でもハッピーエンドがいいじゃない?洋の支えによって死と向き合うことのできたこももが、こさめを受け入れられた時点でそれは悪夢ではなくなり、メアが刈ってもこさめは生き残りましたよっと、みんな幸せハッピーエンド。