社会科に関して自分が何を問題意識としているか についての羅列

  • 社会科とは何か
    • 社会科教育学における定義
      • 社会科とは社会認識を通して公民的資質を養う
    • 社会科と地歴科
      • 社会科の目標は公民的資質、地歴科の目標は日本人・日本国民としての国民統合(学習指導要領)
    • 内容か思考力か(習得・活用・探究)
      • 基礎的な知識はいかに身につけさせるか
  • 歴史小説歴史教育に使えるのか!?
    • 歴史小説はノンフィクションといえない。史実ではない。
    • 現代人の心情・行動様式を過去の人物に投影してしまう
    • 主観的な歴史認識に陥る
  • 公民的資質をめぐる問題
  • 何のために教員養成大学(師範学校)があるの?
    • 国民統合のため均一な国民を創る
    • 国家の教育観(学習指導要領)に沿った国民を創る
  • 国民国家と国語政策
    • 国語=創られた共通語
    • 国語≠日本語
    • 日本における国語の成り立ち=国民国家の形成と同時進行
  • 地歴科日本史科目
    • 通史学習
    • 原始・古代・中世・近世・近代・現代と単線的に日本国が発展・伸張
    • 一元的・ナショナル
  • 地歴科世界史科目
    • 従来:各国史の寄せ集め。東洋史=中国、西洋史=独仏英米
    • 現在:諸地域世界と世界の一体化
    • 通史学習と主題学習
    • 主題学習とグローバルヒストリー
  • グローバルヒストリー先行研究文献メモ
    • 秋田茂“International Order of Asia in the 1930s”with Naoto Kagotani. 科研報告書基盤研究A『「グローバル・ヒストリー」の構築と歴史記述の射程』(代表:松田武、大阪外国語大学、2000年3月)
    • 山下範久「グローバル・ヒストリーのジオカルチュア的 」情況出版編集部編 『世界システムを読む』 情況出版 2000.9
    • 岩波書店編『思想 937号 特集:グローバル・ヒストリー』岩波書店 2002.5
    • 高山博『歴史学 未来へのまなざし―中世シチリアからグローバル・ヒストリーへ』 山川出版社 2002/07)
    • 秋田茂『グローバルヒストリーにおける1930-50年代のアジア国際秩序とイギリス帝国』平成14年度-平成15年度科学研究費補助金(基盤研究(C)(2))研究成果報告書 2004.3
    • 秋田茂「グローバルヒストリーとアジア世界」『えくす・おりえんて』(大阪外国語大学言語社会学会)Vol.10 (2004年)、75-9頁
    • 河西英通, 浪川健治, M・ウィリアム・スティール編『ローカルヒストリーからグローバルヒストリーへ : 多文化の歴史学と地域史』岩田書院, 2005.8
    • 小澤卓也『先住民と国民国家 : 中央アメリカのグローバルヒストリー 』有志舎, 2007.3
    • 秋田茂『グローバルヒストリーの構築とアジア世界』 平成17〜19年度科学研究費補助金 (基盤研究(B)) 研究成果報告 2008.3
    • 水島司編『グローバル・ヒストリーの挑戦』山川出版社, 2008.8, 193p.
    • 秋田茂, 桃木至朗編『歴史学のフロンティア : 地域から問い直す国民国家史観 』大阪大学出版会, 2008.10
    • 桃木至朗『わかる歴史・面白い歴史・役に立つ歴史 : 歴史学歴史教育の再生をめざして』 大阪大学出版会, 2009.4