終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?第4話「帰らぬ者と、待ち続けた者たち」の感想・レビュー

『すかすか』第4話は、戦闘に敗北したため早急にクトリメガンテかと思いきや、敗北しただけで生還し安堵する話。
3話までに比べると失速した感がありますが、原作でも2巻は打ち切り寸前に追いやられる位展開がダレていましたね。
ぶっちゃけ2巻の映像化は要所だけやればよかったのでは?と思わなくもない。
クトリたち敗戦を聞き絶望エンドで次週へ続くかと思いきや、再会ハグからのビンタエンドで次週。
次週は主人公くんが愛する女を戦場に送り出し高み見物を決め込むことに嫌気がさし自ら戦おうとする。
で、クトリに怒られるところがみどころ。死霊兵器なのに存在意義を奪わないで的な。

3話ラスト(1巻終局部)で余裕ぶっこいてた主人公くんが戦闘が長引き焦燥に駆られる様子が見所


  • 戦前における銃後となったアルマリアの気持ちを、戦後世界で主人公くんが味わうという対比
    • クトリたちを信じて戦場へと送り出したものの、なかなか戦局が判明せず焦れる主人公くん。気を紛らわせるため、メイドから仕事を受けることになります。それは次の死霊兵器となる人材を調律するため別の浮遊島へと連れていくという内容でした。クトリたちを喪失してしまう不安は飛空艇の中で全滅エンドを想像してしまうほどに達しています。また年端もいかない少女を徴兵することにもやるせなさを感じてしまいます。そんな中、夢オチ全滅エンドと重なるデジャビュが発生します。不安がさらに煽られる状況の中、ついに任務失敗敗北決定のお知らせ。早とちりして愕然とする主人公くんですが、任務に失敗して敗北しただけで、クトリたちが死んだと言われたわけではないのでした。呆然自失となる主人公くんの前にあっさりクトリたち生還!ここは次週に引っ張っても良かったんじゃない?と思います。あまりの嬉しさに全力でクトリを抱擁する主人公くんですが、公衆の面前で抱きしめられたクトリは恥ずかしさでいっぱい。我に返った主人公くんが解放すると、クトリがビンタをかまして次週へ続くのでした。