スターウォーズ 最後のジェダイを見た。

ルークが自分の弱さを受け入れることができましたよというはなし。
ルークが隠遁した原因は自身が弟子(甥っ子)を信頼できずに殺そうとしてしまったこと。
良心の呵責に耐えられず厭世主義者を気取って世界滅亡論を唱えていたがヨーダの霊体に説教を食らう。
曰く、人間というものは弱さや脆さもあり、そういうところを受け入れて、師匠は後世に伝えるんだよとのこと。
こうして立ち上がったルークは思念体を飛ばして甥っ子と一騎打ち。今度は見捨てないよ!と愛情を示す。
世界情勢的には、帝国の最高指導者死亡、共和国レジスタンスもほぼ壊滅という状況で次作に続く。

大まかな内容

  • ルークがヒッキーとなり、ベンが闇堕ちした理由
    • エピソード7ではレイア姫とハン=ソロの息子ベンが闇堕ちし帝国サイドについていたわけですが、エピソード8ではベンが闇堕ちした理由が語られます。ベンを最終的に闇堕ちさせたのは、ルークだっという話。ルークはエピソード7のあと、ベンと他の弟子を連れてジェダイの育成に励んでいたのですが、ベンの暗黒面が増大してきたのにビビって殺そうとしてしまうのですね。ルークはここでベンの暗黒面を受け入れた上で闇堕ちしないように愛してあげればよかったのでしょうが、ルークがとった行動は、寝ているベンの枕元に立ちライトセーバー発動!という愚挙。このルークの行動により、ベンは「敬愛する師匠に見捨てられてしまった!!」という事実に愕然として闇堕ちしてしまうのでした。まさにルークがダメ押ししたんじゃん!ということで、責任を感じたルークはヒッキーになってしまったというオチでした。
  • ベンとレイの瑕の舐め合いとなんかもうみんな崩壊。
    • エピソード7からの新メインヒロインのレイはベンと瑕の舐め合いをして共感を示します。レイの生誕には何ら秘密もなく、自己の快楽を優先する両親により酒屋の呑み代のカタとして捨てられただけという事実が判明するのです。こうして、愛する人に捨てられたという共通項によりレイとベンは通じ合います。今回はベンとレイが共闘して最高指導者をぶっ殺し、側近隊を抹殺するところがチャンバラ描写の最大の見せ場ではないでしょうか。
    • 最高指導者&側近討伐後、しかしベンは帝国によるレジスタンスへの砲撃を中止させなかったため、レジスタンス側もほぼ壊滅状態。通じ合ったベンとレイはここでまた分離。フォースによるライトセイバーの取り合いごっこが演じられ、両者とも吹っ飛ばされて気絶。ここら辺よく見てなかったせいか、ベンが最高指導者の地位を簒奪したのは分かったけど、レイがなんかいつのまにかチューバッカ(ハン=ソロの相棒で毛むくじゃらのやつ)に救出されとるねん。そんな描写あったかしら?
  • ヨーダの説教によるルークの復活と師弟対決
    • ルークはベンの育成に失敗したことからヒッキーになったわけですが、レイがやってきたことにより再び「師匠」の在り方について悩むことになります。そしてルークはレイへの指導を通して、自己の脆弱性と対峙していくのでした。レッスン1で「フォースは自然にありそこから見出すものであるのでジェダイだけの特別の力ではない」とか云々することがキーポイント。結局、レイが去った後も、ジェダイ必要なくね?と言い訳しながらぐちゅぐちゅしていたルークでしたが、そこへヨーダの霊体が出現して説教。ルークはジェダイが継承してきた聖遺物を燃やそうとして結局は躊躇したわけですが、そこでヨーダが一発ライデインかまし焼却処分。そしてルークに師匠としての心構えを説き、人間の弱い部分とか失敗した部分とかそういった所も教えてやれーなということで奮起するのでした。
    • ベンは最高指導者の地位を簒奪し、ジリ貧状態となったレジスタンスを壊滅すべく最後の戦いに挑みます。この場面でようやくルーク復活。単身帝国軍の前に姿を現し、レジスタンスたちが逃げ出す時間を稼ぎます。実はこのルーク、隠遁場所から飛ばしている思念体。ルークの姿を見て複雑な感情を抱くベンを挑発し、1対1の戦いへ。まぁルークは思念体なので無敵状態なのですが、サムライチャンバラをしながらベンに自分の想いを託します。意訳:「ごっめーん☆この前俺豆腐メンタルだったからお前の暗黒面にビビッて殺そうとしちゃったんだけどヨーダに説教されたから弱さ受け入れられたわ。今度は常にお前を愛して見守ってあげるよ死霊体守護霊的な存在となってな」。こうしてルークは最後の力を振り絞ってレジスタンスを逃亡させることに成功!ついでに生体から死霊体へと昇華したのです。こうしてルークが逝ったことにより「最後のジェダイ」となりましたよとタイトル解題が行われたのでした。