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【感想】『映画 プリキュアオールスターズF』(東映、2023年9月15日)

世界を滅ぼした地球外生命体が、最後まで抵抗したプリキュアに興味を持ち、世界を再創造して自らプリキュアになる話。 本編は2周目から。1周目はデッドエンドで終幕し地球外生命体の巨大な力でセカイは滅ぼされる。 だがこの時に最後まで抵抗したのがプリキ…

【感想】『映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!』(東映、2022年9月23日)

悪い大人に騙され才能を利用されて成長した青年が真相を知って絶望し逆恨みする話。 和実ゆいは幼女時代、陰鬱な少年にお子様ランチを食べさせ笑顔にしたことがあった。 少年はこの時のお子様ランチを心の支えにして努力し、その才能を認められ純粋に育った…

【感想】『映画 トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』(東映、2021年10月23日)

13,000年前に彗星の衝突で滅んだ亡国の王女が歪んだ方法で国を再興しようとする話。 シャロンは国家再興の手段として人々を笑顔に出来る人材を探して招聘していた。 トロプリメンバーは海水浴に来ていた人々を笑顔にしたことでお眼鏡にかなうことになる。 シ…

【感想】『映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』(東映、2021年3月20日)

歪んだ母子愛により生み出された魔獣が自己の承認欲求を満たすために東京を破壊する話。 とある女性ハカセは、どんなに研究しても社会が良くならないことに疲弊し絶望した。 そんな時に出会ったのが奇跡の花から生まれた精霊であり、娘のように大切に育てて…

【感想】『映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』(東映、2020年10月31日)

未来への刻を進めろ!記憶喪失系タイムリープ時間改編RTAプリキュアver.始まるよ! 今回の敵キャラは廃校舎の時計の精霊。取り壊されることを怖れてタイムリープの呪縛をかける。 だが連れ合いの桜の精霊は未来を信じる心を持ち、廃校舎の時計の精霊の暴挙を…

『男たちの大和/YAMATO』を見た感想

戦艦大和の生き残りを養父とした女性が水没した地点に散骨しに行く話。 船を出すのは同じく生き残りで、女性の養父を上官とした元・少年兵。 元・少年兵は自分だけが死ねなかった自罰意識を抱えて60年間苦悩してきた。 散骨しに行く過程で、大和で勤務してい…

アニメ版『この世界の片隅に』を見た感想

戦時下における呉に嫁いだ女性の銃後生活を描いた話。 原作漫画は読んだことがあったが、アニメ版は未読だったので履修した。 朝日遊郭の話がアニメ本編では丸々カットされてしまっているのが驚きであった。 原作ではすずと周作がそれぞれ過去の男女関係に囚…

『聲の形』を見た感想

聾唖少女モノ。自殺未遂の少女が主人公の人生に必要とされ生存理由を肯定される話。 主人公は小6の時、転入してきた聾唖の少女をイジメて転校させてしまう。 だが今度はイジメの主犯格に祭り上げられた主人公がイジメの対象となる。 主人公はそれを罰だと受…

【感想】『映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』(東映、2019年10月19日)

惑星が最後を迎えた際に数多の小さな星の子が生まれるという設定で、その子と絆を深める話。 本作の主役は羽衣ララ。彼女は地球人に異星人だとバレないよう星の子に厳しく指導する。 そのため星の子からは嫌がられるが星の子もララが自分の事を思っての事だ…

映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の感想・レビュー

原作改編VRゲーオチクソ映画として話題の映画版ドラクエを何故か視聴することに。しかも予告編でマトリックスやハローワールドの宣伝が流れ、始まる前にネタバレ発動。まさかの「この世界はゲームの中のデータ」だったオチを映画の前に食らうのだった。最後…

新海誠『小説 天気の子』(角川文庫、2019年)の感想・レビュー

ヒロイン>セカイ。愛する女の為ならば世界などがどうなっても構わない。地球の異常気象を安定化できる少女が、セカイの為に人身御供となる。そんな「人柱」となった少女を救う為、主人公くんは既成の価値規範に抗うのだ。少年の背中を押すのが、少女との交…

日満関係史フィールドワーク(2)「【探訪】旧大日向村(現:長野県南佐久郡佐久穂町大字大日向)」

佐久穂町で国策映画を見て来た話。 探索・調査 【探索】国策映画『大日向村』を求めて 満蒙開拓平和記念館において「大日向村」の特集を見る。大日向村は当時分村移民のモデルケースとして和田伝の小説をもとに国策映画や国策紙芝居が作られた。それらを視聴…

【感想】『映画 プリキュアミラクルユニバース』(東映、2019年3月16日)

出世欲に駆られ単調作業にウンザリしていた自己本位な技術者が全体の奉仕者として喜びを知る話。 映画ゲストの準主役ピトン氏は、うだつの上がらぬライン工のレーン作業の日々に辟易していた。 労働意欲は失われ集中力を欠き、基準を満たせば手抜きで良いと…

満鉄記録映画集 【10】~【12】

ケー・シー・ワークスの満鉄記録映画集見終わった。 第10巻は他の巻に比べて満洲国におけるレジャーの娯楽的楽しみがピックアップされている。 満洲国の観光だと忠霊塔の慰霊や戦跡見学、産業や工場の視察や開拓村訪問が強調されがちなので貴重。 娯楽や楽し…

満鉄記録映画集【8】・【9】

満鉄記録映画集第8巻 『満洲大豆』 『満洲大豆』(製作:満鉄映画製作所 製作年:昭和13年 約22分) 世界の大豆生産高の50%以上を生産していた満洲大豆の栽培、収穫、集荷、満鉄による混合保管と輸送。満鉄農事試験場の品質改良研究。大豆搾油の新旧様々な方…

満鉄記録映画集【6】・【7】

メモ:『満洲グラフ』を読んでいたら、満鉄映画製作所の作品を特集していく連載記事があったので、チェックが必要。あと同じくゆまに書房から『満洲映画』も復刊されているので読め。 満鉄記録映画集 第6巻 『開拓突撃隊ー鉄道自警村移民記録』 『開拓突撃隊…

満鉄記録映画集【4】・【5】

満洲国コンテンツとして映画作品を視聴している。 【1】~【3】はコチラ→満鉄記録映画集【1】~【3】 - memo 満鉄記録映画集 【4】 『満洲におけるリットン調査団』 『満洲におけるリットン調査団』(撮影:南満洲鉄道株式会社 製作年:昭和7年 約41分) 満洲…

満鉄記録映画集【1】~【3】

演習の授業で「新聞報道における満洲国の旅行記・紀行文」について報告した際、教授から満洲国コンテンツとして映画も扱うよう助言を頂いたため見ることにした。 満鉄記録映画集 【1】 『建設工事』(製作:満鉄鉄道総局建設局 製作年:昭和14年 約22分) 熱…

【映画】『ボヘミアン・ラプソディ』を見た話

映画を見に行く。ロックバンドものを選ぶ。 煮詰まったので気晴らしに映画でも見るかという流れになり映画館へ。バナナ、英領インド独立、70~80年代イギリスロックのどれをチョイスするかで選択肢。デレマス二次創作でロック好きアイドルが『ボヘミアン・ラ…

【感想】『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』(東映、2018年10月27日)

15周年記念作品として「女性におけるワンオペシングル育児」と「男性における人生の虚無感」を救済する話。 何も手にすることが出来ずに人生が終わった弱者中年男性にも未来に可能性があることを説き救済する。 本作の敵役は使われることの無かった古いカメ…

満洲映画シリーズ

図書館に入っている満洲映画を少しずつ見ていくことにした。メディアツーリズムの勉強の一環。 現在、帝国と植民地の人流について研究しているが、映画は聖地巡礼の一種となるであろうから。 映画の中に登場する場面を見て、プロパガンダとなり観光や旅行に…

【感想】『映画 プリキュアスーパースターズ!』(東映、2018年3月17日)

果たされなかった約束を再び果たそうとする話…と書くとスマプリ映画の焼き直し。 幼少期の野乃はなは海外で異空間に迷い込んでしまい、そこでショタと遭遇する。 彼はクローバーの精霊の擬人化形態であり、はなは異空間から連れ出す約束をする。 約束を破る…

スターウォーズ 最後のジェダイを見た。

ルークが自分の弱さを受け入れることができましたよというはなし。ルークが隠遁した原因は自身が弟子(甥っ子)を信頼できずに殺そうとしてしまったこと。良心の呵責に耐えられず厭世主義者を気取って世界滅亡論を唱えていたがヨーダの霊体に説教を食らう。曰…

【感想】『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』(東映、2017年10月28日)

菓子作りを究めるため社会的評価を捨てひたすら孤独に菓子作りをする中年男性の話。 本作の主役はジャン=ピエール氏。彼はキラ星シエルに菓子の美味しさを教えた人物であった。 露頭に迷い飢餓に苦しんでいたシエルらに菓子を振る舞い、その人生に影響を与え…

【感想】『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』(東映、2016年10月29日)

先天的な異能で差別を受け天涯孤独であったクマタが世界の魔力そのものを消滅させてしまおうとする話。 魔法界の祭りでお願い事を叶えて貰える対象にモフルンが選ばれたぞ!だがモフルンには願い事など無かった。 モフルンは朝日奈みらいと一緒にいられるこ…

【感想】『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』(東映、2016年3月19日)

努力を認めて貰いたいという承認欲求を満たされないまま恩師を亡くした魔女が逆恨みする話。 本作のゲストは魔女のソルシエールであり彼女は死者蘇生のためにプリキュアの涙を欲した。 ソルシエールは自分を認めてくれなかった恩師を蘇らせ怨恨をぶつけたか…

『スターウォーズ/フォースの覚醒』を見に行ってきた話(感想・レビュー)

親に捨てられて砂漠でガラクタ漁りをする少女がフォースに目覚めるはなし。多分ルークの娘?ルークはジェダイの騎士を育成していたが甥っ子(ハン・ソロとレイア姫の息子)に裏切られヒッキーになっていた。甥っ子は暗黒面に落ちておりダースベーダーに憧れて…

【感想】『映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!』(東映、2015年10月31日)

前座:SDCG短編(5分)→メイン:長編(50分)→アフター:フルCG中編(20分)の3本立て。 ここではメインである「パンプキン王国のたからもの」の感想について述べる。 プリキュア映画では珍しく敵側が完全な悪であり、救済モノではなく勧善懲悪となっている。 主人…

【感想】『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』(東映、2015年3月14日)

怪傑ゾロリのようなコソ泥キャラが暴力ではプリキュアに敵わないので悪知恵で対抗する話。 本作の主役はコソ泥。彼は歌と踊りの国の王位を簒奪したが、プリキュアが招待されることになっていた。 プリキュアには暴力ではとても敵わない。そのため変身アイテ…

【感想】『映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』(東映、 2014年10月11日)

無責任に愛や幸せを説く主人公がかたわ少女の絶望に触れ自分の軽薄さを痛感する話。 愛乃めぐみはプリキュアとして愛を振りまき、人形の国を救うために尽力しようとする。 だがその人形の国とは足を悪く歩けなくなった少女・織原つむぎの心象世界だったのだ…