金色ラブリッチェ「栗生茜シナリオ」の感想・レビュー

オーバーワークで怪我した陸上娘のためにスポーツトレーナーを目指すはなし。
子犬系元気っ子体育会系後輩がせんぱいせんぱいと懐き、主人公くんを攻略しにかかってきます。
茜ちんのストレートな好意にたじろぐ主人公くんでしたが、接していく中で惹かれていきます。
野球を断念し生き甲斐を喪失していた主人公くんは後輩のために尽くすことに生存理由を見出します。
こうして主人公くんは陸上のマネージャーになるため、スポーツトレーナーの勉強に励むのでした。

栗生茜のキャラクター表現とフラグ生成過程


  • 主人公くんを攻略するために後輩がグイグイきます。
    • 栗生茜は陸上少女。その体育会系っぷりを活かしてせんぱいせんぱいと子犬のようにじゃれついてきます。共通√で大規模停電&道路崩落が起こり陸の孤島となった時、主人公くんがリーダーシップを発揮して食糧配給を行ったことを契機に主人公くんに惚れだします。茜ちんのストレートな好意に対して、生きる理由を喪失し自分を肯定できない主人公くんは、応えることができません。キミのコトよく知らないしと逃げようとする主人公くんに対し、じゃあ知ってくださいと茜ちんが迫りフラグ構築が始まります。茜ちんと接していくなかで主人公くんは茜ちんの陸上に対する真摯な想いとかまっすぐさとかを知っていきます。また茜ちんがスポーツで怪我をしたことから、主人公くんは自分の野球での黒歴史を語ることになり、それによりトラウマが浄化されていきます。茜ちんのために役に立ちたい。それが俺の第二の人生だ!と覚醒した主人公くんはスポーツ心理の勉強に打ち込むようになります。こうして陸上部のマネージャーとなった主人公くんは茜ちんを支えていくことになったのです。茜ちんは従来、「いっちばーんになるわ!強くなるってきもちいい!!」という単純な行動理念から陸上をしていたのですが、優勝するたびに周囲の人々が崇高な理由づけをしていることに引け目を感じ、私が走る理由ってなに?と思春期ガールになっていたのですが、主人公くんとの練習成果を示すこと!!と理由付けもバッチリでメンタル強化に成功し、ハッピーエンドを迎えます。