【アニメ版】『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』第2話「百合√でメアリを攻略したら何故だかアランフラグも生成された!」の感想・レビュー

百合√に入る事で本来は絡みの無い攻略対象とも接点ができるというギミック。
本来カタリナに関係があるのは腹黒王子ジオルドと義弟のキースのみ。
他の攻略対象にはカタリナ以外のライバルキャラが用意されているのだが・・・
それらのライバルキャラと百合フラグを立てることで関係性が広がっていく。
今回は正統派お嬢様メアリと俺様系王子アランを攻略していくわね。

畑作りからメアリとのフラグが立ち、メアリを攻略したことでアランが勝負をしかけてくる。

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  • メアリ√
    • ノベルゲーは一種のトラウマ解消モノであり、攻略対象の心の傷を癒すことでフラグ生成がなされて結ばれるというパターンを取ります。そんなわけで今回はカタリナと同じく乙女ゲーの主人公の前に立ちはだかるライバルキャラであるメアリが登場します。本来ならば、メアリのトラウマを解消するのは第四王子のアランであり、これを契機にメアリはアランにゾッコンとなるはずでした。アランに救われたメアリは王子に相応しい人物になるために逆境を跳ね除けて成長し、正々堂々と乙女ゲーの主人公と対峙する予定だったのです。しかしアランがメアリのトラウマ解消をするより先に、カタリナがメアリを攻略してしまうので、さぁ大変。メアリ攻略の秘訣は園芸の能力「緑の手」。メアリは後妻の子であり前妻の子である姉たちと折り合いが悪く、しかも後妻である母親が死んでしまったので家に居場所がありませんでした。自分に自信のないメアリの長所である園芸を褒めたたえればフラグは成立さ。「緑の手」というフレーズはメアリの存在を肯定することにつながり、救済を成し遂げたのです。カタリナは自分の育てている作物の生育不順をメアリに相談し、二人で力を合わせて育てていきます。メアリとの共同作業で無事に作物は復活するのですが、このことをきっかけに百合√に突入していたのでした。カタリナの天然ジゴロ劇場。アニメ版だと炉利メアリの可愛さがさらに魅力的となっていますし、百合√も良い物です。

 

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  • アラン√
    • 本来の乙女ゲーでは、カタリナとアランの接点は殆どありません。しかしカタリナがメアリを攻略してしまったことにより、アランと関係をもつことになります。カタリナにゾッコンとなったメアリは、アランよりもカタリナのことを優先させたため、不満をもったアランが乗り込んでくるのでした。当初は実質26歳(前世17歳+現世9歳)の貫禄を見せつけ落ち着いて対処していたカタリナでしたが、つい売り言葉に買い言葉。メアリがカタリナの話ばかりするのはアランがつまらないからでは?と言及してしまうのです。これにはアランもブチギレて勝負をしかけてきます。これに対してカタリナは木登り対決を選びアランを返り討ちに。泣きながら帰るアランでしたが、勝負をするうちに二人の間に友情が芽生えていくのです。漫画版だとアランの見せ場はここで終わり、学園編だと殆ど絡みが無くなってしまいますが、アニメ版を見るうちにアランもここで使い潰してしまうのはもったいないなぁと思うことしきりでした。アラン編で最大の見せ場となるのは、アランが双子の兄ジオルドに持つ捻じ曲がったコンプレックス。カタリナとピアノ対決をして音楽の才能を十二分に見せつけるもジオルドに褒められるとそれを素直に受け入れられず自分を小馬鹿にしているのだろうと逃走してしまうのです。いじけるアランに対し、カタリナは向き不向きの話をして慰めます。そしてジオルドにも苦手なものがあると、蛇のおもちゃを投げつけビビらせることに成功するのです。蛇事件を通してジオルドとカタリナの夫婦漫才を見せられたアランは、完璧だと思っていた兄の珍プレーに大爆笑。コンプレックスは癒えていくのでした。アニメ版ではアランとの勝負の時に悪役令嬢っぷりを遺憾なく発揮して煽っていくので、コミカルさが倍増されており、ホント幼少期編大好き。

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