雑録

国民国家形成【6】フランス~政体の目まぐるしい変化~

ブルボン復古王政 (1814~1830)

(1)ルイ18世(位1814~24)

(2)シャルル10世(位1824~30)

  • ①さらなる反動政治…亡命貴族への財産補償(10億フラン賠償法)・軍隊の統帥権掌握。
  • アルジェリア出兵(1830)…国民の不満を海外へそらすために、出兵。

七月王政 (1830~1848)

(1)七月革命

  • 1830年7月選挙でブルボン王家反対派が圧勝→シャルル10世は選挙結果を無視し、出版統制を加える。
  • パリ市民は革命を決行(戦闘“栄光の3日間”) → シャルル10世はイギリスへ亡命。
  • 革命派内部には共和派と立憲王政派の対立があったので、自由主義王族であったオルレアン家のルイ=フィリップが新王に即位。

(2)七月王政の特徴

第二共和政 (1848~1852)

(1)二月革命

  • 産業革命進行の中で階級対立深刻化…金融資本家優先の政治に対し、産業資本家と労働者階級の不満。
  • 反政府派の組織:改革宴会が選挙法改正を政府に突き付けるもギゾー首相は拒否。
  • 1848年2月22日、パリで暴動 → 革命派の勝利でルイ=フィリップはイギリスに亡命。

(2)第二共和政の展開

  • 1848年の動き
    • 2月
      • 臨時政府に共和派のラマルティーヌ、社会主義者のルイ=ブランが入閣し共和政を宣言。
      • 失業者救済のため国立作業場設置(→資本家や農民に社会主義者への反感が強まる)
    • 4月 四月選挙。社会主義化で土地を失うことを怖れた農民が反労働者についたので社会主義派が大敗
    • 5月 ブランキらの無政府主義者が政府の転覆をはかるが失敗に終わる。
    • 6月 国立作業場の閉鎖が決定⇒パリ労働者の六月暴動 ⇒鎮圧(社会主義勢力、後退)
    • 12月 大統領選挙でルイ=ナポレオンが当選 →1851年クーデタで第二帝政開始!

第二帝政 (1852~1870)

(1)1851年のクーデタ

  • 議会内で王党派が多数を占めたのに対抗してルイ=ナポレオンのクーデタ。議会を解散し、大統領の任期を10年に延長

(2)1852年 第二帝政の成立 ⇒ 国民投票で皇帝に就任。ナポレオン3世となる。

専制帝政期 1852~60
  • <内政>
  • <外政>
    • 1853~1856:クリミア戦争…聖地管理権問題。ロシアを英仏サルディーニャで破る。→皇帝の威信高まる!
    • 1856~1860:アロー戦争…イギリスと共に中国清王朝を侵略。
    • 1858~1867:インドシナ出兵…阮朝ヴェトナムを侵略。仏領インドシナの起源。
    • 1859:イタリア統一戦争…サルディーニャの対墺戦争支援の見返りにサヴォイア・ニースを獲得。
    • 1860:英仏通商条約
②自由帝政期 1860~70 ←イタリア統一戦争や英仏通商条約を契機に自由主義運動が高まったため
  • <内政>
    • 1867:パリ万博 日本が正式参加。ドイツのクルップ社が大砲を展示
  • <外政>
    • 1861~67:メキシコ出兵…墺皇帝の弟マクシミリアンをメキシコ皇帝に立てるも見捨てて撤兵。→皇帝の威信失墜!
    • 1869:スエズ運河開通
③議会帝政期 1870
  • 69年に反対派が大幅に進出し、新憲法が発布されたため、議会に譲歩
  • 1870:普仏戦争スペイン王位継承問題 ⇒ エムス電報事件 ⇒ 戦争勃発 ⇒ スダンで捕虜

第三共和政 (1870~1940)

(1)1870年

(2)1871年

  • 1月
  • 2月 ヴェルサイユで臨時政府がドイツと仮講和条約を結ぶ。
  • 3月 パリ=コミューンの成立。臨時政府の講和に反発した名も無きパリ市民たちにより結成。世界史上最初の労働者や市民からなる自治政府として有名。臨時政府から自立。
  • 5月
    • フランクフルトでドイツと本講和。賠償金50億フラン、アルザス・ロレーヌの割譲が決定。
    • ドイツの支援を受けた臨時政府が「血の一週間」でパリ=コミューンを圧殺。
  • 9月 ティエールが大統領に就任

(3)1875年