【感想】学園アイドルマスター「ハロウィン狂想曲」(2024/09/30)を読んだ。

手毬を苦手としている千奈が遊園地のハロウィンキャストの仕事を通して仲良くなる話。
学内に掲載されていたハロウィンイベントの求人に応募しアイドルの仕事をゲットした千奈。
佑芽や美鈴に相談してコスチュームを決め緊張感に包まれながらも当日の仕事に向かう。
集合場所で出会ったのは、なんと千奈が苦手としている手毬だったのである!!
手毬は熱を出したことねの代打として急遽イベントに参加することになったとのこと。
しかも班分けでは千奈と同じチームに配属されてしまう(もう一人はサプライズ参加の篠澤広)。
手毬は千奈や広をポンコツと見下すが接客が苦手であり、一番のポンコツだったのは手毬だった。
しかし優しい千奈は機転を利かせ、手毬の長所を活かして歌で客寄せをすることに成功する。
また停電になり子どもたちが怯えた際、千奈はカリスマを発揮し指導者層としての片鱗を見せる。

遊園地におけるハロウィンイベントのキャスト仕事で千奈の高いポテンシャルが発揮される!

千奈と広をポンコツと蔑視し見下す手毬

今回の主役は倉本千奈。学内に掲載されていた遊園地ハロウィンキャストの求人に申し込み、アイドルの仕事をゲットする。千奈は入試最下位でありコネ入学との陰口も叩かれていたが、本人は甘い考えでアイドルを目指したことを反省して自らの選択の責任を引き受け、必死で授業に食らいついていったのである。そんな千奈に対して殊更に厳しく当たる人物がいた。それが月村手毬であり千奈に意地悪なトゲトゲ言葉を投げつけて来る。それ故、千奈は手毬に苦手意識を持っていたのである。だがそんな手毬とハロウィンキャストの仕事で同じ班分けになってしまう。手毬は発熱したことねの代理として参加したとのこと。さらに千奈にサプライズするために参加した篠澤広も加えて3人でトリオを組むことになった。
 

リーダーシップを発揮し無能な手毬の長所を活躍させる千奈

入試最下位ではあるものの令嬢として淑女教育を受けてきた千奈には学校教育という評価では測れない"ちから"があり、コミュニケーション能力もバツグンであった。ハロウィンのキャストとしてトリックオアトリートする千奈は子どもたちに大ウケし、自分の適性を確信する。篠澤広もその独特なキャラクターが子どもたちに受け容れられ人気を博す。一方で手毬は歌以外に才能が無く千奈や広をポンコツ呼ばわりしていたのに、まるで仕事ができなかった。子どもからは怯えられ保護者からは文句を言われるばかり……。こうして手毬は曇って行くのだが、ここで千奈がリーダーシップを遺憾なく発揮。手毬の長所を現場に活かす方法を考え出す。手毬に歌を披露してもらうことで、たくさんのお客さんの足を止めることができ、多くの来園者にトリックオアトリートでおもてなしをすることに成功した。
 

高貴な家柄に備わるカリスマを発揮し選択の責任を背負う千奈

そして時間は過ぎ夕刻へ。ハロウィンライブを目前にして、突如停電が発生してしまう。手毬は一人で暗闇にビビっており、泣き出す子どもたちを前にしてもどうすることもできない。そのような中、千奈は指導者層としてのカリスマを発動し、子どもたちにイベントのお菓子を配ることを思いつく。手毬は枠に嵌められた考えしか出来ず、勝手にお菓子を配っていいのかと躊躇し、目の前の子どもよりも運営の意向を気にしてばかり。高貴な家柄である千奈は自らの選択の責任を背負う覚悟をここでも示す。また千奈は手毬にもきちんと仕事を与え、音響設備が無くとも遠くまで響く声を利用し、歌によって来園者を慰撫させたのである(ちなみに篠澤広は照明を用意しており暗闇を照らした)。こうして千奈はトラブルを乗り越え、まるで何事も無かったかのようにハロウィンライブを迎えることができた。今まで千奈や広をポンコツと見下していた手毬は、彼女達を名前呼びしたり、千奈の長所をたくさん知っているとデレる姿を見せた。

千奈の機転で停電を乗り越え、手毬がデレる。

今回の見どころ

手毬に見下されても自らの意志を示す千奈(&広)
千奈・広を見下していたのに自分が一番ポンコツであった手毬
公式は本当に手毬のデブ弄りが好きね
淑女教育を受けてきた千奈には学校教育の評価では測れない力があることを手毬は知っている
停電にビビッて千奈の手を握りしめる手毬
ハロウィン狂想曲

学マス感想まとめ