【感想】学園アイドルマスター 倉本千奈「仮装狂騒曲」を読んだ。

ハロウィンライブすることになった千奈のために倉本家でプレ・パーティーを開く話。
アイドルとして千奈は徐々に成長を見せ、歌詞も振付も事前に身につくようになった。
だが今回はハロウィンでありステージの上で楽しさをどう表現するかが課題であった。
今までは千奈独自の個性をそのまま発揮できればそれで良かったが今回は異なるというワケ。
そんなわけでプロデューサーは倉本家の力を存分に利用しプレ・パーティーを企画する。
お手本ライブとして超一流凄腕アーティストを招聘しハロウィンの心を学ぼうというのだ!
本番当日、倉本家にお手本ライブに招かれたのは、なんと手毬であった!これには千奈もビックリ。
Pのサプライズは千奈を驚かせ、ハロウィンに必要な心意気に気付かせるきっかけとなった。

千奈の為なら倉本家の財力を存分に利用するP、使用人たちと結託して練習パーティーを開く!

ハロウィンの楽しさとは何かを知るために

ハロウィンライブをすることになった倉本千奈。これまでは歌詞が覚えられなかったり振付を忘れたりと散々であったが、少しずつ成長し、今は歌詞も振付も順調に身につけていた。しかし従来は千奈にあった歌詞や振付をそのまま表現すれば千奈独自の「らしさ」となり、お客さんを満足させることができたが、今回は違う。ハロウィンというコンセプトがあり、そのテーマ性に基づいてライブをしなければならないのである。そんなわけでステージの上でハロウィンをどう演出すれば良いのかという表現論になる。ここまで成長したなんて千奈は凄いね!レッスンは本番の如く、本番はレッスンの如く。プロデューサーはハロウィンパーティーの前に練習パーティーをすることを企画し、倉本家の財力を存分に利用してプレ・ライブを開催するのだ。倉本家の使用人たちもノリノリであり、千奈に友人たちを招待してはどうかと提案する。こうして千奈は佑芽・広・美鈴を招待し、ハロウィン・プレ・パーティーでライブを行うことになったのだ。
 

凄腕アーティストが手毬だったことに驚愕する千奈

仲良しの友達に囲まれ楽しいパーティー。そんな中、お手本ライブを披露してくれるのは超一流凄腕アーティストとのこと。千奈はまさか星南かと予想するも、開けてビックリ玉手箱。なんとプロデューサーが招聘したのは月村手毬であった!!学マス公式はちなてま推しであり、事ある毎にちなてましてくるが、今回もちなてま。気合いマックスな手毬は皆を楽しませると意気込み素晴らしいライブを披露する!これを見た千奈は感動の嵐!ライブを終えた手毬を絶賛する。カッコ良くて凛々しくて素晴らしく、とても楽しい気持ちになれたと伝えるのである。千奈の100%な真っ直ぐ好意は手毬を喜ばせ、デレ化させる。照れてる手毬も可愛いね。千奈はサプライズを仕掛けたプロデューサーに「いたずらっ子なのですから。」と可愛く述べるも、さらにPは追撃として手毬の直後に歌えと促してくる。笑顔で試練を与えて来るPを非難しながらも、千奈はハロウィンにおいて大切なことが分かったと告げる。「それは、共にお祭りを祝う、大好きな方々との騒々しい時間。たくさんのお菓子と笑顔。そしてっ―サプライズをお届けする悪戯心ですわ~っ♪」。こうしてプレパーティーは成功裡に終わり、千奈はハロウィンの真髄を掴んだのであった!!

Pによる手毬サプライズ演出により悪戯心を習得した千奈