篠澤広、美鈴の庇護対象であると同時にのんびり気質にもついて行ける理解者であったという話。
手毬との共依存が解体された美鈴が新たに関係を結んだ補習組の中で特に気が合うのが広。
老人介護のリハビリメニューから始めた広は美鈴の庇護欲をくすぐる存在であった。
またそれだけでなく美鈴ののんびり気質についていけるのも広の特徴として挙げられる。
手毬はこの美鈴ののんびり気質についていけなくてストレスを溜めていたのである。
みすひろは学園内で迷子になっても千奈佑芽が探しに来てくれるだろうとまったり待機。
美鈴と一番気が合って仲が良いのは篠澤広かもしれない(広は手毬も慕っているしね)
秦谷美鈴はお世話大好きな側面とのんびり気質な側面の二つを併せ持つ。そんなわけでこのサポカシナリオでは美鈴の特性が広に対してフンダンに発揮される。まずは登校シーンから。老人介護のリハビリメニューから運動を始めた篠澤広は、皆が何でもなくこなすメニューでさえ重労働。だが本人はそれを楽しんでいた。だがヘロヘロな様子の広を気にかけるのが秦谷美鈴という女なのである。無理して身体を壊したらどうにもならない主義者の美鈴は、無理している人を見たら世話を焼かずにはいられない。教室に辿り着くことまでもが試練となる広に対し、一緒に教室まで連れそうのであった。
篠澤広は美鈴に世話になりっぱなしだが、ただそれだけではなく、彼女の心に寄り添う存在にもなっていた。美鈴はのんびり気質であり、どんなトラブルにも動じず泰然自若としていたが、そんな性格が篠澤広によく合ったのである。学園内で迷子になってしまっても決して慌てず何も気にしない。また授業が始まってしまっても何も気にしない。篠澤広は千奈佑芽がそのうち気付いて探しに来てくれるだろうと超余裕で待つのである。美鈴もまた広とともにまったりと待つ。普通だったら迷子になれば焦るし、チャイムがなってしまえば必死に教室へ向かうだろう。手毬だったら大いにパニックになりそうである。だが広も美鈴も些末な事には動じないのであった。手毬が美鈴に対して苛立っていたのは、このような側面があったからかもしれない。