【感想】リコポケ27話「カレー作りでリコドト回~ネット知識で全てを知った気になっていたドット実際の経験の重要性を知る~」

コミュ障を克服したリコがお節介を焼く重要性を助言されドットに対してアプローチを試みる百合友情回。
黒いレックウザの情報を求めるリコたちだが、ドットは敵組織の嘘情報に引っ掛かりまくって空回り。
そんなドットを見たリコはモリーさんの助言もあり積極的に絡んでいくことにする。
いつものリコとは異なり押しが強い様子にドットは戸惑うも自分を引っ張ってくれる優しさに救われる。
こうしてネット詐欺にひっかかり発狂しかけていたドットはカレー作りで気分転換を図ることに成功。
ドットは自分がいかに頭でっかちであったかを痛感し、実際に経験してみることの大切を知るのであった。

カレー作りを通してリコがドットに積極的にお節介をすることを試み、ドットは実体験の大切を知ると共にリコの優しさに感謝する

対人関係について助言を受けるリコ

今回のリコポケはカレー作り回。リコたちは黒いレックウザの情報を追い求めていたわけだが、敵組織エクスプローラーズの情報操作により偽情報を掴ませられてばかり。これによりドットは発狂しかけるも、リコがお節介を発動する。と、いうのもリコは医師のモリーさんから積極的に他者に関わろうとする重要性を説かれていたからであった。いつものリコとは違う積極性にドットは戸惑うも、自分に声をかけてくれる思いやりに救われていく。

ドットの気分転換も兼ねてリコたちはカレーを作ることになり、事ある毎にリコはドットに声掛けを行っていく。フツーだったらウゼェーと斬って捨てられても仕方が無いが、リコとドットはこれまでの交流で信頼を築いており、リコに何がしかの意図があることを感じ取っていた。それ故、素直にカレー作りに参加することになり、材料集めや調理を通して、如何に自分が知識偏重の頭でっかちであったことを痛感していくのである。自分たちで作った料理はカクベツの味であり、これまでドットは食事なんて栄養足りてりゃそれでいいと思い込んでいたが、豊かな食生活とは何たるかを身を持って知るのであった。結局、ストーリー進行的には失敗に終わってしまったが、リコドトの関係性は深まった。また次はいにしえのモンスターボールを骨董屋に見てもらうという目標が掲げられた。

一方でエクスプローラーズの皆さん。これまでアメジオくんやオカマくんが出奔していたが、再集結。議論の結果、アメジオくんの提案でリコたちはひとまず放置して、黒いレックウザを追うことが優先という方向付けをする。だがこれを提案したアメジオくんはブラフであるっぽく本質としてはリコを狙ってるようだし、オカマくんは彼の意図に気付いている模様であり彼もまたリコ狙いの匂いがする。アメジオくんはリコがいて初めて様々な奇跡が起こることに気付いているが、それを共有せず自分だけに留めている感じがする。

ドットと一緒にカレー作りをするリコ
ドットに気を使いおさんどんをしてあげるリコ
リコのお節介は見抜かれていたが、ドットちゃんはそれを受け容れる

リコポケ感想まとめ