【感想】学園アイドルマスター「花海咲季」親愛度11-20話を読んだ。

ほぼほぼ間違いなく咲季の挫折回があると予告されるがそれはN.I.Aでは無かった話。
敗北後の燐羽はデレ化し咲季をお姉ちゃんと呼んで慕い接吻を交わして咲季の本性を評価する。
燐羽が咲季にメッキなんて無い方が素敵だと囁いたことが10.5話を踏まえると伏線になりそう。
SyngUp!と和解しアイドルに戻るための特訓をする燐羽が挫折した咲季と花海家で特訓とかね。
N.I.Aの咲季√では咲季が妹以外のアイドルやファンたちの事を考えられるようになったという位置付け。
H.I.Fで勝利するためには挫折回が必要だろうし、それをいつ持って来るかがポイントになりそう。

咲季敗北フラグがPにより確定。その挫折と復活劇をどのように描くかに注目が集まる。

立ち上がれなくても這ってでも進むのが花海咲季。武器が折れて魂が砕けてもそのまま闘うのが花海咲季

これまでの咲季√では、咲季が妹しか眼中になく、咲季についてくれているファンとの関係性が皆無であると指摘されていた。しかしN.I.Aではファンの変動数が勝利に影響するという設定のため、自然な感じで咲季もファンを大切にしているんですよと言うことが示された。また咲季の敗北フラグについても扱われた。これは咲季が自身が負けたらもう二度とは立ち上がれないだろうという恐怖をPに語るのである。だがそれに対してPは何と答えたか。そもそも論としてPは咲季が勝ち続けられるなんて思っておらず、最終的にH.I.Fの時に全てのアイドルに勝利できればいいというスタンスであった。受験で例えれば模試でいくら失敗しようとも、出来ない問題を把握して解けるようにするためのものであり、本番の際に解ければ良いというもの。だが咲季は一度でも負ければ砕け散ってしまうとごねるのである。たられば論でネガティブなことを吐きつつ甘えて来る咲季に対して、Pは咲季なら放っておいても自分で立ち上がるだろうと断言するのである。ここからのPの台詞回しがアツい。立ち上がれなくても這ってでも進むのが花海咲季であり、武器が折れようと魂が砕けようと戦うのが花海咲季であり、その方がきっと強いのだと。そしてどうしても不安を拭えない咲季に対しては、もし咲季がそのままそこで終わるなら、自分も一緒に終わりましょうと一蓮托生宣言するのである。
 

咲季×燐羽フラグ

で、あるならば挫折回は一体いつなんだ!?ということが視聴者の興味関心の対象となる。ゲーム的にH.I.Fで咲季が勝利することを前提とすると、その前に挿入されるハズ。その伏線として今回重要な役割を担ったのが賀陽燐羽。彼女は佑芽を負かしたアイドルとして咲季の前に立ちはだかるのだが、咲季がメッキで強い自分を演出していることを見抜いているのだ。そのためメッキを剥がしてやると息巻いて襲い掛かってくるのだが、最終的に咲季に返り討ちにされる。その際、咲季は燐羽がアイドルではないことを直感的に見抜いたので、本質に触れられた燐羽は急速にデレ化。咲季をお姉ちゃんと慕うようになり接吻を交わすのである。さらにメッキが無い方が素敵だと言及することも忘れない。咲季の10.5話で花海家の実家について触れられており捲土重来フラグが立てられていたことを踏まえると、燐羽と一緒に特訓するんじゃないか?とも期待されてしまうね。ともあれ、今回のN.I.Aは挫折回では無かったので、H.I.Fの前にどのようなシナリオがあるのか今から楽しみである。

もしも咲季が挫折から立ち上がれず、そのままそこで終わるなら、一緒に終わりましょう