星空のメモリア メア=S=エフェメラル シナリオの感想・レビュー

星空のメモリアのメアシナリオは、乙津夢シナリオクリア後にルート解放。個別じゃなく夢ルートからの分岐。
夢に拒絶された洋くんを慰めようとするメアに応えるか否かで選択肢出現。
まぁ、このシナリオはオマケみたいなもので、洋くんの支えにメアがなるよエンド。
まさにそれは洋の実父;大河とレンとの関係の焼き直しのようであった…という展開。
オールクリア後の「???」はオマケシナリオかと思いきや立ち絵閲覧ショーでちょっとがっかり。

洋くんとずっと一緒だよの巻き


メアはそもそも、洋くんと夢が幼少の頃の引越しの別れの際に願った希望が具現化した存在であった。つまりは洋くんの「夢と再会したい」という願いと夢の「洋くんに忘れて欲しい」という願いがごっちゃに混ざって隕石によって生み出されたの。だからメアは悪夢(=洋くんの夢への記憶)を刈る死神装束且つ幼少時代の夢の姿を模っていた。洋くんと星見の逢瀬を重ねるごとに次第に想いが募っていくメア。洋くんが夢と恋仲になろうとこだわろうとする限り、夢は洋くんを拒絶せざるを得ない。どんなに辛くても夢の側に居るだけというのはあまりにも茨の道。そんな傷つく洋くんをついにメアは見ていられなくなっちゃう。洋くんを慰めようとするメアの想いに応えるか否か!?蓋し、メアは幼少時の夢の具現化だから12歳なんですよねー。メアに慰められた洋くんの姿は、実父とレンの関係にそっくり。愛する女に逝かれた洋のダディ;大河が星神少女に救いを見出したのとおんなじ。それを詩乃さんに指摘されるあたりがなんとも。シナリオ自体はすぐに収束していき、夢から洋くんを託されたり、我慢しないで甘えなさいと諭されたりする。辛くてもひとりで我慢しちゃうおうとするメアに我慢しないで甘えてくれということで、その甘えん坊は「お嫁さんエンド」でずっと一緒とハッピーエンド。これにてこの作品もフルコンプ、かなり楽しめましたよ。シナリオライターなかひろ原画さんナイス。