雑録

DRACU-RIOT!(体験版)の感想・レビュー

DRACU-RIOT!(ドラクリオット)の体験版は学園異能バトル。
吸血鬼能力を開花させた主人公くんが治安維持活動に身を投じていく。
体験版では、導入の吸血鬼化と学校生活、違法ドラッグ編の途中までプレイできる。
キャラゲーとしての雰囲気が強め。

雑感とか第一印象とか

ラクリオットは学園異能バトル。泣きゲ・鬱ゲ好きとしては学園異能バトルは敬遠しがちです。「夏空カナタ」とか作ってた頃が懐かしい。吸血鬼を元にした異能バトル物としては、月姫こなかなドラクリウスなどがありますね。体験版をプレイした感じでは、カミカゼエクスプロラーの雰囲気に近いかな。共同で販促していた「はつゆきさくら」が主人公やヒロインの内面的葛藤に描写を割き、人生の区切りとなる「卒業」をテーマにしていたのに対し、こっちはヒロインとの掛け合いを楽しむキャラゲー。つまりは、主人公くんの魅力とヒロインのキャラクター表現がどれだけ攻略させたくなるものかが見物というわけだね。では、どんなキャラがいたかを述べていくと、「気取りきれないクール系気取り」、「耳年間な炉利寮長」、「うしちちカマトト後輩」、「下ネタ大好きロシアビッチ」の4人。それぞれ可愛いキャラクターデザインだし、立ち絵変化パターンが豊富で、表情がコロコロ変わるのは見ていて楽しいね。しかし、うちの超低スペックPCでは重くてカクカクしちゃう。主人公くんについては、病気で留年し両親が死亡した孤児院育ちという有り勝ちな設定。しかし軟弱でもないし、楽観主義者でもないので不快にはならない。女のはなしを聞いてやり、肯定してあげるのでフラグ成立。

 

キャラクター表現と体験版の内容

物語の展開は以下のような感じで進みます。娯楽施設が集約された人口の孤島へ童貞を捨てに行く友人に、何も知らずにホイホイ付いて行った主人公くんの六連佑斗。だが遊郭のしきたりなんぞ知らない二人は、治安警備員の女の子に性産業業界について手ほどきを受ける。恥ずかしがりながらも、クールに気取ろうとして照れながら解説する治安警備員。その名も「気取りきれないクール系気取り」の矢来美羽ちん。彼女は囮捜査の真っ最中であったが、主人公くんは下手な正義感をさらけ出し、事件にまきこまれるのであった。その際、テロリスト吸血鬼の生き血を啜ってしまった主人公くんは吸血鬼化。人間に戻るまで島での生活を余儀なくされるのであった。島では労働しながら学校に通う勤労学生になり、学生寮へ入る。そこで攻略ヒロインの紹介が行われるという構図だ。体験版では「うしちちカマトト後輩」の稲叢莉音や「下ネタ大好きロシアビッチ」のエリナは物語には絡んでこない。日常テキストで下ネタの話をするくらい。可愛い女の子キャラに発情期の男子中学生的台詞を吐かせてニヨニヨすることが趣旨かね?そして主人公くんは「クール気取り」や「耳年間な炉利寮長」の布良梓と共に治安維持活動部隊に所属することになる。このアクション活劇を読ませられながら話は展開していき、違法ドラッグの捜査の途中で、主人公くんが異能に目覚めかけるというところで、体験版は終了だ。

矢来美羽さんいじり

刹那的に面白かったのはヒロインの「キャラいじり」。一つ目は、矢来美羽さんいじり。クールビューティーを気取ろうとする美羽さんに主人公くんの天然ジゴロが炸裂する。孤児院育ちで留年経験による主人公くんの偏見耐性は伊達じゃない。美羽さんが吸血鬼と知っても平然としているその姿は、侮蔑されることの多かった美羽さんのココロを打つ。美羽さんは「だって私が吸血鬼と知っても、吸血鬼になった責任がある相手と分かっていても、全く態度の変わらない人が、そういるはずないもの」とか言ってきゅんきゅんしちゃう。また、主人公くんのために料理を作ろうとして失敗し、トーストしか作れなくてチョイ鬱のところへ以下のセリフ。「少なくとも自分で作るより数段美味い。一人暮らししているときに何度もトーストを作っていたがそれより美味い。朝起きると自分の分も朝食が用意されている。他の誰かが自分のために食事を作ってくれている。あと誰かと一緒に食事をする。それだけで味気ないトーストが美味いトーストに変化する。不思議なものだと思うが、それが重要なことだと思う」。これだけで好感度は鰻上りですとも。面白かった描写の二つ目は布良梓さんいじり。布良さんは主人公くんが世話になる寮の寮長で、炉利枠担当。吸血鬼を題材とする本作において、「人間を吸血すると能力上昇」という設定を上手く生かして、主人公くんのブースタードラッグとなる。つまりは主人公くんにちゅうちゅうと血を吸われてしまうのだが、その描写が微笑ましいね。血を吸われて逝っちゃうの。美羽さんの見ている前で羞恥プレイ気味に晒されるのはいいものだ。