雑録

グリザイアの迷宮の感想 「雄二過去編の内容」

グリザイアの迷宮の「カプリスの繭」はエージェントモノ。
家庭環境が最悪の少年が如何にして諜報員となりしかを扱う。
説教ゲーの風味が漂うが面白い。

家庭生活編

雄二の過去編として、風見家の家庭生活が描かれる。風見家は父親が事業に失敗し、母親は水商売上がり。政治献金の手数料で生活していたが、長女の一姫が絵の才能を示すと、その絵の売買で生計を立てるようになる。一姫の才能と常に比較された雄二は卑屈な思いをしながらも、姉により人生の秘訣を教わるのであった。だが、一姫に劣等感を感じる雄二は姉の愛情を素直に受け入れられない。一姫に性教育の特訓を受けたり、水パンを食ったりする。

  • 簡単に諦めてはダメ。負けるのが嫌だからって、試さないなんて可能性が勿体無いわよ?何でも試してどんどん失敗すればいいのよ。"時間が掛かる"ということだけでやってやれないことなんてないのよ。大切なのは諦めないこと。諦めの悪いことが、いつかきっと貴方の武器になる。どんな困難な状況にあっても、回りの人間が全て諦めて絶望していたとしても、貴方はそれでも立ち上がれる男でいなさい。
  • 同じ趣味を通して知り合った"友達"って貴方が思っている以上に大切なの。大人になってから人脈の大切さに気がついても遅いし、気付けない人はいざという時に周りに誰も居ないことに気付いて絶望するわ。自分の価値観でしか物のありがたみが理解できない大人が一番くだらないと思わない?

家庭崩壊編

一姫は死亡した。詳しくは前作の「エンジェリック=ハウル」で。一姫がいなくなった後は、風見家の収入の道は立たれ家庭崩壊。児童虐待家庭内暴力が頻発した風見家。母親は耐え切れなくなり雄二を連れて逃走に渡ること二度。二度目は群馬県が登場した。群馬県南西部で高崎駅から40分というと大田や館林あたりか?(※太田や舘林は南東じゃないかな?南西部だと富岡あたりが上信電鉄で40分くらい)。「逃げるときには、田舎よりも人の出入りの激しい都会へ流れたほうがいい。田舎は排他的だから」と評されてしまう。昼は缶詰工場、夜はスナックで働く雄二ママだが、父親に発見されてしまう。目の前で母親がレイプされる現場を目撃した雄二は父親を撲殺。その場で母親は雄二を庇うべく自殺した。雄二は精神崩壊

オスロー・テロリスト編

精神崩壊した雄二は、テロリストのオスローに育てられる。雄二は女装させると一姫そっくり。哀願人形扱いされることに価値を見いだされたわけだが、レイプされかけたところで暗殺の才能が開花。テロリスト養成学校へ送られるのであった。フルボッコにされながら学校生活を送る雄二。そんな雄二にも助けてくれる友人が出来たが、卒業試験の対戦相手になり、雄二は敗北。回復後、雄二はドラッグをキメさせられながら、ロリコン要人を暗殺する日々を送っていた。クスリ漬けの雄二は死にかけ状態だったが諜報員麻子により救出されるのであった。

  • 面倒になって悩むのをやめたとき、辛くなって考えるのをやめたとき、人は生きる意味を見失って、色々なものがどうでもよくなる。
  • 生きる意味、元を辿れば生まれてきた意味、そんなもの最初からないって分かっていても、それを探し続けることが生きるってことじゃないかしら

麻子特訓編

クスリ漬けボロボロ状態の雄二に対し、麻子は雄二を育てることにする。JBが可愛すぎる。ここでは「教える」ことの面白さが見所で、説教ゲー風味が盛りだくさん。ためになることもあるなぁと思うよ。人生を投げている雄二を救ったのは、牧羊犬コーギーのペット療法。自分が守らないと死んでしまう存在により責任感が生まれるということで、雄二は徐々に回復していく。そして走って殴って本を読めの教えを学びながら、狙撃の練習を積んでいく。ついでに性教育も施され童貞卒業。ついでにJBの処女も散らせて挙げるのだった。そして熊が襲撃イベントで犬がさらわれる。熊を殺そうと躍起になる雄二だが、「生き物殺せないトラウマ」が発動しゲロゲロになるのだった。ここで初めて雄二が目標を明確化し「他者受容願望」に人生を見出す。クズみたいな自分が誰かの役に立つということで生存理由を肯定したいのだと。麻子と同じ諜報員を目指すことに。

  • どんなに打ちのめされて心が折れなきゃケンカは負けじゃねえ。どんなに絶望的な状況にあっても諦めなければ必ずチャンスはある。
  • 経験に勝る知識なし。なんでも自分で試しなさい。
  • とにかく本を読め。そして気になったことは、試せ。それが生きた知識となって、オマエを生かす糧となる。読みたい本があれば言え。それが漫画だろうと構わない。いくらでも買ってやる。好きなだけ読め。満足するまで読め。本というのは著者の人生そのものだ。他人の人生が詰まっている。そして気になったことは、試せば他人の人生を自分の中に取り入れることになる。まさに人生丸儲けってやつだ。本が読めるってことは、素晴らしいことなんだ。読書ってのは人生の糧だ。
  • たった一つの道でいい、究めてみろ。一つの道を究めるには様々なことを学ぶ必要がある。そして必要だからと学ぶうちに、いつの間にか自分に向いた学び方を覚える。たとえそれがどんな道であろうと、その道を究めた人間というものは、他の何をやるにしても、自分の得意分野に置き換えて物事の要領を得る。そういう奴は何をやらせてもソツがない。
  • 嘘でもハッタリでもいい。とにかく俺は出来るんだと自分を信じて諦めなければ数年後には必ずなりたかった自分になれる。これはマジだ。
  • 慣れていくうちに余裕が出来始める。無駄なことを考えるゆとりが出る頃が一番危ない。"自分は本当に正しいことをしているのだろうか・・・?"そんな小さな疑問を持ってしまったやつはもうダメだ

軍学校編〜アフガン戦役編

諜報員になるには学校を卒業する必要がある。ということで、アングロアメリカに渡り、海軍養成学校に入る。そこに集められたのは全米中のクズの寄せ集めであった。ここで雄二は、クロンボのダニーや肉便器と知り合いになる。鬼教官にしごかれながら訓練を重ねる日々。海軍学校の様子も割りと詳細で面白いものよ。クズ集団の寄せ集めが、本格派な体育大会とかやっちゃう。雄二の狙撃の才能はここで一段と磨かれることになる。海軍養成学校を終えると、アフガン戦役へ回される。ここで雄二は催眠暗示をかけられながら生き物殺せないトリガーを外され、戦中生活で極限状態を経験する。軍隊生活描写とか大岡昇平とかディエンビエンフーっぽいね。

  • 所詮、この世は糞溜めだ。信じられるのは自分だけ。俺は俺の努力と才能を信じて、結果を引き込んだにすぎない。
  • 出来るか出来ないかは試してから決めろ。試す前から言い訳を考えるな。人間本気になれば、苦手はあっても不可能はない。
  • 困難に直面したとき、人間の取れる手段なんて諦めて逃げるか努力して立ち向かうかの2つぐらいしかない。諦めちゃえば楽だけど、格好悪いって師匠は言うんだ。必死に生きて、無様にもがくのは、全然格好悪いことなんじゃないんだって
  • "若いうちの苦労"と"それ、必要か?"と思えるような、"無駄な経験"が10年後の自分の"人としての幅"を大きく変えるというのだ

習志野演習編・千鶴救出編・麻子死亡編・北海道旅行編

アフガン戦役から帰った雄二は日本でのライセンスを取得するため、習志野で演習を受ける。雄二先生の強さは、折り紙つきで日本兵をバッタバッタと薙ぎ払う。そんな折、雄二はカナダテロ防止作戦に投入されることになる。類稀なる狙撃能力でテロリストを無効化した雄二。このカナダ作戦において千鶴を救出し、知己を得るのだった。仕事にもなれ調子に乗る雄二だが、ここで麻子に天狗の鼻を折られる。ここで雄二は経験地不足を知り、今までは仕事を選んでしていたが、どんな仕事でも進んで引き受け、様々な経験を望んでいく。その一環として高飛車ブルジョワ幼女のお守りをしていたら、麻子危篤のお知らせ。雄二に見取られて麻子は逝くのであった。麻子死亡後は、しばらくJBと暮らし、その悲しさを肉欲によって埋める日々が続くが、傷心旅行へ逝くことになる。行き先は北海道。旅で色々なものを見聞きすることで、死の悲しさを克服するのであった。


  • 今の俺は自分という人間に迷い、将来に迷い、自分に何ができるかで悩み、何かが変わりそうな予感という予感だけで行動して、情熱には程遠く、冷めてしまうにはまだ若い、そんな微妙な心境のままで、漠然とした不安だけが、増している。
  • もっと足掻け、人生なんて、もっとジタバタしていいんだ。楽に生きようとするな
  • 旅の意味。何を見つけて、何を持ち帰るかが重要だ
  • 観光バスの旅行にくらべりゃ、無駄だらけだ。けどな人生ってやつは無駄を楽しむもんだ。無駄を重ねてきた奴の方が生きるのがうまい。楽しい人生ってやつだ。

あのね商法編」

「迷宮」は「果実」における5人の少女を救済し終えた後のセカイ設定ぽい?幸が腹黒すぎる。そんななか、雄二は予備役扱いなのに狙撃任務を授かる。対象はヒース・オスロ。狙撃の瞬間正体が分かった雄二はPTSDが発動。発狂してしまうのであった。そしてウズベキスタンにおける日本大使館でテロ発生。そのテロ襲撃の犯人の一人として雄二の名が全世界へ報道されてしまう。一体、雄二はどうなったのか?というとこで、「グリザイアの楽園」へ続く!!ほんと「暁の護衛」とパターンが一緒だわな。次回こそは、一姫お姉ちゃん無双が見られるか。続編も買ってしまうだろうなぁ。