ラブレタースルーを食らった少女のはなし。体験版まではそれなりに面白いのだがフラグ構築後は微妙。
物語の原動力が、ラブレターに気づいてもらえなかったことに起因するから、それを乗り越えると失速。
服飾パートに入ると多少は盛り返してくるのでそれまで投げ出さずに耐えましょう。
過去のわだかまり→解消してフラグ構築→グダグダ日常パート→服飾再チャレンジ→文化祭
進路挫折系属性を保有しているのだから、それをテーマに葛藤を描けばシナリオは深まったかも。
デザインや製作に関する詳しい描写もなく、衣装がはい完成で即採用ってのは、なんだかなぁと。
主人公くんが彩音と過去の服飾科メンバーズとの対立を解消させチーム作業を促すところが見せ場か?
新堂彩音のキャラクター表現とフラグ生成過程
- 最初から好感度MAXな理由は中学時代編と共に〜合唱コンクールのおもひで〜
- フラグ構築編と服飾再チャレンジパート
- 体験版においてラブレタースルーの件が彩音ルートのテーマとなっており彩音の再告白で幕を閉じていましたが、製品版ではどのようにして解決されたのでしょうか?フラグ構築の契機となったのが姫野星奏さんの行動。星奏は幼少の頃主人公くんのラブレターをスルーし主人公くんを精神崩壊させたという過去を持っていました。そして再会後もラブレターのことをはぐらかしていたのですが、ここへきてようやくラブレターをきちんと読んでいたと告げるのでした。こうして過去と決別できた主人公くんは前に進むことができ、彩音の想いに応えます。
- フラグ構築後はグダグダな日常パートを読まされることになります。耐えろ。そして彩音の服飾再チャレンジパート。彩音は友達に頼まれてイベントのコスチュームを頼まれ製作するのですが、これにより改めて自分が服飾が好きなんだということを自覚するのでした。そして自発的意志により、文化祭におけるバンドメンバーの衣装コンペに応募し見事当選します。しかし蓋を開けてみると、難問が。彩音は専門科時代に対立していた「嫌な感じの噛ませ犬役」とチーム作業をしなければならなかったのです。服飾のテーマ性や彩音の専門科時代の葛藤が描かれるのだろうと内心ワクワクしていたのですが・・・決してそんなことはなかった!!このチーム作業を円滑にするために男を見せるのが主人公くんの唯一の活躍。彩音に難癖をつけてくる噛ませ犬を論破し、チーム作業に貢献させることに成功します。しかしこの後は服飾に関する話題は皆無であり残念。ラストは食中毒で歌えなくなったバンドの代わりに彩音がボーカルで歌いましたよとエンドを迎えます。