雑録

恋×シンアイ彼女「小鞠ゆい」シナリオの感想・レビュー

花壇の取り壊しを防ぐために署名活動を行うも、結局取り壊されてしまうはなし。
安易に花壇保存の流れになるのではなく、取り壊し決定にした点はノスタルジックな郷愁を誘う。
ショベルカーが花壇に突っ込む際のイベントCGは結構良かったかと。
土方のオッちゃんがスコップ持ってタイムカプセル探してくれる場面が主人公くんの見せ場。
ゆいは母から想いを継承し、学園に入学後新たな栽培部を創設してエンドを迎える。

小鞠ゆいのキャラクター表現とフラグ生成過程


  • 花壇を残すために署名活動を行うはなし
    • 花壇と旧校舎を取り壊して新しい部室を建てることが決定。栽培部に所属していたゆいは取り壊しにショックを受ける。諦めていたゆいだが主人公くんに支えられ、例え無駄なあがきだったとしても、自分の想いを表明したいと花壇取り壊し反対署名活動を行うことにする。署名活動は難航を極めるが、二人で困難を乗り越えることで絆は深まるというパターン。着ぐるみやコスプレなどを用いて署名活動を展開し、全校生徒の三分の二の署名を得る。その後は理事会の審査待ちということで日常パート。寝言で主人公くんのことが大好きと自爆したり、主人公くんのベッドの上で自慰を開始したりとほんわかする展開が待っていますよ。そして主人公くんに対して好感度マックスな理由が語られる。かつてゆいが栽培部で重たい肥料を運びながら転んでしまった時、主人公くんが助けてくれたのだとか。以来ぞっこんになり、同級生だった主人公くんのイモウトから支援されながら想いを秘めてきたという。ゆいの想いに答えてフラグ成立。


  • 花壇にまつわる死んだ母親の思いについて
    • なぜゆいは花壇にこだわるのであろうか?それは死んだ母親がかつては栽培部であり花壇の創始者であったことに起因する。ゆいは母の死後、陰鬱になりがちであったが、花壇の世話という生きる目的により立ち直ってきたのだ。そのため花壇を守ろうとしていたのである。しかし無慈悲なお知らせ。なんと署名は効果が無く理事会の決定であっさりと取り壊しが決定してしまったのだ。鉢植えに植え替えながらも最後まで花壇の世話を続けるゆいには涙がそそる。そして花壇の取り壊しの日、ショベルカーの刃が突き刺さる所の描写は結構好き。で、ここからが少しご都合展開。失意に暮れて家に帰り母のアルバムを見ていると偶然写真の裏にタイムカプセルについて書かれていることを発見し急いで学園へ舞い戻る。工事を止めるために主人公くんが身体を張り、工事のオッちゃんたちがスコップ担いで探すのに協力してくれるところが見せ場。タイムカプセルに残された母の手紙を読み、花壇は取り壊されても想いは残るよ!とエンドを迎える。主人公くんはゆいのために小説を書きたいと願いトラウマを克服。ゆいは高等部進学後に新しい花壇を設立し、新☆栽培部を立ち上げるのであった。