ニュートンと林檎の樹「芋メイド(ニュートンの異父妹)√」の感想・レビュー

万有引力の法則にニュートンではなく異父妹が気づいてしまうおはなし。
『プリンキピア』の執筆は異父妹に引き継がれ、主人公くんは17世紀イギリスに留まることになる。
祖父(34)「なに。好きな女を支えるのだって、男の立派な仕事だろ」
主人公くん「……それが俺の、科学との向き合い方だ」
好いた女が不自由なく科学の研究を行えるように主人公くんは生涯を尽くすのであった!!

異父妹√概要


  • 寮付芋メイドはニュートンの異父妹
    • 主人公くんたちがお世話になっている寮ではジャガイモ好きなメイドが働いています。本作品には各キャラにショートキャラソンムービーが付与されているのですが、ニュートンの異父妹は芋メイドとしてキャラ造詣が深められているほどです。そんな芋メイドはニュートンの良き相談相手となり『プリンキピア』の執筆を手伝っていきます。ニュートンに鍛えられながらその才能の片鱗を現していく芋メイド。彼女は科学の道を志しながら幼い弟たちのために奉公に出ており、それでもなお科学と少しでも繋がっていたいとの思いから大学寮付メイドをしているとのことでした。
    • そんなわけでニュートンから科学知識を教育されるとメキメキと芋メイドは成長していきます。ですがここでアクシデント!或る日、芋メイドがオルゴールを鳴らすと、それはニュートンが家を出た母親に作ってあげたものだということが判明します。つまりニュートンを捨てた母親が生んだのが芋メイドだったのです。ニュートンは愕然とします。さらにニュートン万有引力の法則を思いつけずに四苦八苦していた折、芋メイドはベランダから転落したことから月が地球に向かって落ち続けているとの発想を思いついたのです。
    • こうしてニュートンの業績は芋メイドに引き継がれることになり、芋メイドが『プリンキピア』を執筆することになったのでした。執筆者が変更になったものの、主人公くんたちの目標である『プリンキピア』の発行は確定し歴史修正に成功します。未来に帰ることとなったのですが、芋メイドは独りになってしまいます。ここで主人公くんは未来に返らず芋メイドを支えていくことを決意し、17世紀後半イギリスにとどまることになったのでした。愛する女のために生涯を捧げると誓ったんだとハッピーエンド。